脇道
わきみち
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #35646 · 青空 98 例
標準
side road
文例 · 用例
その一部は、やむを得ず途中で脇道にそれ、高峻な泰山を踏み越し、明水や郭店を通って、住みなれた都市へ逃げこんで来た。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
この往還は昔の鎌倉街道の脇道になっていて何度か土盛りをされたには違いありませんが、中高に盛り上っている白茶色の中央の路面から左右の家並の敷地にやゝ勾配をつけて鼠色に変って行く暈しに何とも言えない染みついた歴史の匂いがあると啓司は人によく言っています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
すると、奈良街道からでは、途中でいざりやめくらに会うし、大阪口から行っても、やはりめくらやいざりに会うので、どちらとも旅立ちには不吉である、脇道の紀井街道をとおって行けば、必ずさい先がよいと、こう占いに出ました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
その前になったり後になったりしながら、犬が――雪明りで毛色ははっきり判らないが、あまり大型でない――脇道をしては、方々の木の根や岩角の匂を嗅ぎ嗅ぎ小走りに走って行く。
— 中島敦 『虎狩』 青空文庫
その動きに誘われるように、彼の考えの糸も、思わぬ脇道に外れ始める。
— 中島敦 『狼疾記』 青空文庫
二軒のあいだにはちょうど野原があるんですが、向こうへ行こうと思うと大きな道に沿ってから脇道に入らないといけません。
— THE YELLOW FACE 『土色の顔』 青空文庫
すると今週の月曜、夕暮れ時、僕が例によってうろついておりますと、その脇道から何も積んでいない幌付きの荷馬車がやってくるのに出くわしました。
— THE YELLOW FACE 『土色の顔』 青空文庫
――僕は妻とお手伝いが例の脇道を急いで戻ってくるのに出会いましたが、立ち止まって話をするつもりもありません。
— THE YELLOW FACE 『土色の顔』 青空文庫
標準
digression (e.g. from argument)