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駆け

かけ
名詞頻度ランク #9166 · 青空 0
1
標準
canter
文例 · 用例
ありとある微分値の間を駆け巡り、今日積分値にまで漸く辿りついてみると、案外に道は近きにあるに驚かざるを得ない。
中原中也 詩に関する話 青空文庫
……「併しあの二番目の子は良かつた、あの子が生きてさへゐれば……」―― 渡り廊下を駆け寄つて来る看護婦の足音がした。
中原中也 医者と赤ン坊 青空文庫
「今な奥さん、坊ちやが隣り下駄屋から――あれ何言ふか、野球手袋な、あれお主婦さに出して貰ふ彼方駆けたで。
中原中也 耕二のこと 青空文庫
わたし内帰ろ言ふても駆けた、えゝのか。
中原中也 耕二のこと 青空文庫
――それは私に変な癖があるのだが、一度私が矢張広島の頃、父が東京に出張するといつて出る時、私はそれまでは何でもなかつたが、父の俥がいよいよ玄関を出る時急に人生の大切な岐路にでも立たせられたやうな気がして来て、泣く泣く父の俥の後を二三町ばかり泣きながら夢中に追つ駆けたことがあつた。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
芸術よりも、その日暮しは千倍も豊富である人、多情多恨夢は荒野を駆け廻りながら、実はといへば陋巷の一室に暗然影を抱いて寝ぬる人、――所詮ヂェラルドは陶酔の一形式として存する。
中原中也 ヂェラルド・ド・ネルヴァル 青空文庫
八分の一の低音の次に八分の一の休止があってその次に急速に駆け上がる飾音のついた八分の一が来る。
寺田寅彦 春寒 青空文庫
欄下の溜池に海蟹の鋏動かす様がおかしくて見ておれば人を呼ぶ汽笛の声に何となく心|急き立ちて端艇出させ、道中はことさら気を付けてと父上一句、さらば御無事でと子供等の声々、後に聞いて梯子駆け上れば艫に水白く泡立ってあたりの景色廻り舞台のようにくる/\と廻ってハンケチ帽子をふる見送りの人々。
寺田寅彦 東上記 青空文庫
作例 · 標準
「最後は直線の駆けの勝負になったけど、惜しくも二着だったよ」
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合図のピストルが鳴ると同時に、馬たちは力強い駆けを見せた。
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「一気に駆けで坂を登りきって、頂上からの景色を見に行こう!」
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彼の駆けのフォームは非常に美しく、無駄な動きが一切なかった。
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