土豪
どごう
名詞
標準
powerful local clan
文例 · 用例
督弁でも、土豪劣紳でも、苦力でも、乞食でも。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
箱や袋を山のように積み上げた、土豪劣紳の馬車は、あとからあとからつゞいて馳せつける。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
随つて最北の津軽地方の如きは、住民まだ蝦夷の旧態を存するもの多く、直接鎌倉武士を以てしては、これを統治し難い事情があつたと見えて、土豪|安東氏を代官に任じ、蝦夷管領としてこれを鎮撫せしめた。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
それは此十日の間に通った地方は政宗の家の恩威が早くから行われて居た地で、政宗の九代前の政家、十代前の宗遠あたりが切従えたのだから、中頃之を失ったことが有るにせよ、今又政宗に属しているので、土豪民庶皆伊達家|贔屓であるからであった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
その一族でこの界隈に住みつき、土豪となったものがこの多那川沿岸にも三四軒ある。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
江戸は太田道灌の時代、上杉の時代、北条の時代と変ったが、これ等の土豪は土にへばり付いた苔のように残った。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
猶太の地には初め武力を以てこれを占有した小土豪が割據してゐた。
— 森鴎外 『古い手帳から』 青空文庫
極く贔屓目に見ても、三代相恩の旗本八万騎のだらしのないのに反して、三多摩の土豪出身でありながら、幕府の為に死力を竭したのは偉い、と云ふ評がせい/″\である。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
作例 · 標準
戦国時代、多くの土豪が勢力を争った。
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その城は、かつてこの地の土豪が築いたものだ。
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村の歴史には、土豪の支配が色濃く残っている。
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