妹娘
いもうとむすめ
名詞
標準
younger daughter
文例 · 用例
むすこはエーベルフェルドの電気工場に勤めているそうで、それがワイナハトには久しぶりで帰るというので、この間じゅうから妹娘が贈物する襟飾を編んでいました。
— 寺田寅彦 『先生への通信』 青空文庫
一ヶ月ばかり経つと、ある夜突然師の妹娘へ電報をよこした。
— 岡本かの子 『呼ばれし乙女』 青空文庫
袷の紺飛白に一本|独鈷の博多の角帯を締め、羽織の紐代りに紙繕を結んでいる青年音楽家は、袖をつめた洋装を着た師の妹娘を後に従えて、箱根旧街道へと足を向けた。
— 岡本かの子 『呼ばれし乙女』 青空文庫
妙なものが流れてきてよ」 妹娘もその声に驚き、二人肩と肩とを並べて見ていると、今しも打ち寄せる波にもまれて、足許にコロコロと転んできたのは、一個の真黒なビールの空瓶だ。
— 押川春浪 『南極の怪事』 青空文庫
「本当に執拗い空瓶だこと」と、今度は妹娘が拾って投げようとすると、その時|背後の方より、「二人とも何をしている、拾ったのは何んだ」と呼んだ者がある、振り向いて見ると父のモンテス博士で、ニコニコしながら進みよる。
— 押川春浪 『南極の怪事』 青空文庫
自分が中学時代に世話になったその家の姉娘も、妹娘も、ひまさえあれば、二階の自分の部屋にやって来て、自分はその度毎に飛び上らんばかりにぎょっとして、そうして、ひたすらおびえ、「御勉強?
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
「葉ちゃん、眼鏡をかけてごらん」 或る晩、妹娘のセッちゃんが、アネサと一緒に自分の部屋へ遊びに来て、さんざん自分にお道化を演じさせた揚句の果に、そんな事を言い出しました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
また、妹娘のセッちゃんは、その友だちまで自分の部屋に連れて来て、自分がれいに依って公平に皆を笑わせ、友だちが帰ると、セッちゃんは、必ずその友だちの悪口を言うのでした。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
作例 · 標準
次期社長と目される彼は、会長の末の妹娘と婚約した。
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あのお屋敷の妹娘は、幼い頃から病気療養のために別荘で暮らしているそうだ。
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彼は二人の息子の下に生まれた妹娘をたいそう可愛がっている。
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