末っ子
すえっこ
名詞頻度ランク #26642 · 青空 86 例
標準
youngest child
文例 · 用例
「わたしはよくよく子供に運がない」 おまきはいつも愚痴をこぼしていたが、それでも末っ子の七之助だけは無事に家に残っていた。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
佐吉さんの兄さんは沼津で大きい造酒屋を営み、佐吉さんは其の家の末っ子で、私とふとした事から知合いになり、私も同様に末弟であるし、また同様に早くから父に死なれている身の上なので、佐吉さんとは、何かと話が合うのでした。
— 太宰治 『老ハイデルベルヒ』 青空文庫
次はラクシャン第三子やさしい眼をせはしくまたたきいちばん左はラクシャンの第|四子、末っ子だ。
— 宮沢賢治 『楢ノ木大学士の野宿』 青空文庫
次はラクシャン第三子やさしい眼をせわしくまたたきいちばん左はラクシャンの第|四子、末っ子だ。
— 宮沢賢治 『楢ノ木大学士の野宿』 青空文庫
それに、この子は末っ子で、ひとり息子だったのです。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『お墓の中の坊や』 青空文庫
自分の田舎の家では、十人くらいの家族全部、めいめいのお膳を二列に向い合せに並べて、末っ子の自分は、もちろん一ばん下の座でしたが、その食事の部屋は薄暗く、昼ごはんの時など、十幾人の家族が、ただ黙々としてめしを食っている有様には、自分はいつも肌寒い思いをしました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
突きおとされた豆腐屋の末っ子は落下しながら細長い両脚で家鴨のように三度ゆるく空気を掻くようにうごかして、ぼしゃっと水面へ落ちた。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
そのうちに人々の中の泳ぎに自信のある男が三人、競争して大川へ飛び込み、おのおの自分の泳ぎの型を誇りながら豆腐屋の末っ子を捜しはじめた。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
作例 · 標準
三人兄弟の末っ子として育ったせいか、彼は甘え上手で世渡りがうまい。
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末っ子のわがままに家族全員が振り回されるのは、我が家の日常風景だ。
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「いつまでも子供扱いしないで」と、末っ子の妹がむくれて言った。
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