末娘
すえむすめ
名詞
標準
youngest daughter
文例 · 用例
――末娘で可愛いお桂ちゃんに、小遣の出振りが面白い……小買ものや、芝居へ出かけに、お母さんが店頭に、多人数立働く小僧中僧|若衆たちに、気は配っても見ないふりで、くくり頤の福々しいのに、円々とした両肱の頬杖で、薄眠りをしている、一段高い帳場の前へ、わざと澄ました顔して、(お母さん、少しばかり。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
わしの末娘でごいす。
— 太宰治 『親という二字』 青空文庫
焼かれる前は、かれは末娘とふたりで青森に住んでいた。
— 太宰治 『親という二字』 青空文庫
しかし、空襲で家は焼かれ、その二十六になる末娘は大やけどをして、医者の手当も受けたけれど、象さんが来た、象さんが来た、とうわごとを言って、息を引きとったという。
— 太宰治 『親という二字』 青空文庫
長坊も長孃も、次男も末娘もそれに添つて居並び主人の父親の通りにした。
— 岡本かの子 『雜煮』 青空文庫
叔母はその長女夫婦と末娘とを連れて、遠くのまちへ分家したのである。
— 太宰治 『思ひ出』 青空文庫
光ちやんといふのは、私たちの一ばん上の姉の末娘で、まだ嫁がず金木の家へいつも手伝ひに来てゐる素直な子である。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
玉堂はまだ三十二歳、朝日軒の末娘は二十歳で、玉堂の顔を見ると、ぷいと顎をあげて、出て行き、彼はちょっと寂しかった……。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
作例 · 標準
末娘の結婚式で、父はこれまでに見たことがないほど大声を上げて泣いた。
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「お姉ちゃんたちの服ばかりじゃ嫌だ」と、末娘が新しい洋服をねだった。
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家族の末娘である彼女は、皆に愛されて天真爛漫に育った。
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