金光
きんこう
名詞頻度ランク #35780 · 青空 83 例
標準
golden light
文例 · 用例
雲は東から西へと引いたように取れると一天は石灰洞のような大口を開けて、見る見るうちに次第にひろがり、碧い初冬の冴え返った空が、冷たい鯖色をした湖水のようになって、金光ちらりと黒砂に燃え落ちる、黒砂の一線、天に向って走るところ、頂上火口の赭禿げた土は、火を翳したように眩ゆくなる。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
小平さんは、きょうは親方もおかみさんも、金光教のなんとやらへいっていない、克巳ちゃんもまだ学校から帰ってこない、といいました。
— 新美南吉 『いぼ』 青空文庫
しかし、その華やかな文化の中にも、宮廷はじめ朝臣たちは、仁王経、金光明経、薬師経等を諸僧に講誦せしめ、また諸国にその普及を努められております。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
その五(阿難が如何に摩登伽尼に云い諭すべきか苦慮して居るうちに、園林は金光に輝き其処に仏陀の姿が現われ出る。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
」 と衣兜を探りて、金光|燦燗たる時計を出だし、恭しく隻手に捧げて遥に新開地に向い、陋み嘲けるごとき音調にて、「そらこれだ、これだ。
— 泉鏡花 『金時計』 青空文庫
小平さんは、今日は親方も、おかみさんも、金光教の何とやらへ行つてゐない、克巳ちやんもまだ学校から帰つて来ない、といひました。
— 新美南吉 『疣』 青空文庫
」 加平のいうところによると、自転車屋の金さんとおばさんは、今日、金光教の何かで朝からよそにいき、小僧のやあ公がひとりでるすばんをしているということだった。
— 新美南吉 『空気ポンプ』 青空文庫
爾の時一道の金光が漫々と涯無き浪路の盡頭から、閃くが如く、迸るが如く、火箭の天を射るが如くに發する。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫