釵
さい
名詞頻度ランク #5465 · 青空 216 例
標準
sai (Okinawan weapon)
文例 · 用例
) と仔細は語らずただ思い入ってそう言うたが、実は以前から様子でも知れる、金釵玉簪をかざし、蝶衣を纏うて、珠履を穿たば、正に驪山に入って、相抱くべき豊肥妖艶の人が、その男に対する取廻しの優しさ、隔なさ、深切さに、人事ながら嬉しくて、思わず涙が流れたのじゃ。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
釵の搖ぐ氣勢は、彼方に、お孃さんの方にして……卓子の其の周圍は、却つて寂然となりました。
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
柳腰鞭に折けては折要歩を苦しみ、金釵地に委しては墮馬髻を顯實す。
— 泉鏡太郎 『唐模樣』 青空文庫
其處で訊ねまして、はじめて、故郷は然まで遠くない、四五十里だと云ふのが分つて、それから、釵を賣り、帶を賣つて、草樹をしるべに、漸つと日をかさねて歸つたのでございます。
— 泉鏡太郎 『みつ柏』 青空文庫
蜀紅の錦と言う、天蓋も広くかかって、真黒き御髪の宝釵の玉一つをも遮らない、御面影の妙なること、御目ざしの美しさ、……申さんは恐多い。
— 泉鏡花 『七宝の柱』 青空文庫
知らない振して、目をそらして、紫玉が釵に俯向いた。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
紫玉はあの、吹矢の径から公園へ入らないで、引返したので、……涼傘を投遣りに翳しながら、袖を柔かに、手首をやや硬くして、あすこで抜いた白金の鸚鵡の釵、その翼をちょっと抓んで、きらりとぶら下げているのであるが。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
――その紫玉が手にした白金の釵を、歯のうろへ挿入て欲しいのだと言う。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
作例 · 標準
空手家が構えるサイは、独特の武器だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
ウィキペディア
釵(さい)は、琉球古武術で使用される武器の1つである。釵という漢字は本来「かんざし」の意味で、形がかんざしに似ているので釵と表記されるようになったと言われている。
出典: 釵 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0