悪文
あくぶん
名詞
標準
bad style
文例 · 用例
どうせ不埒な、悪文学者の創った詩句にちがいない。
— 太宰治 『鬱屈禍』 青空文庫
ご自分の見たところの物を語らず、ご自分の曾つて読んだ悪文学から教えられた言葉でもって、戦争を物語っている。
— ――ひそひそ聞える。なんだか聞える。 『鴎』 青空文庫
口下手の、あるいは悪文の、どもる奴には、思想が無いという事になっていたのではないでしょうか。
— 太宰治 『風の便り』 青空文庫
兎も角あれは徹頭徹尾不愉快極まる悪文だ。
— 牧野信一 『S・I生へ』 青空文庫
私は自分が悪文家であるからでもあろうが、夙くから文章を軽蔑する極端なる非文章論を主張し、かつて紅葉から文壇の野獣視されて、君の文章論は狼の遠吠だと罵られた事があるくらい、文章上のアナーキストであったから、文章論では二葉亭とも度々衝突して、内心|窃に二葉亭の古い文章家気質を慊らなく思っていた。
— 内田魯庵 『二葉亭余談』 青空文庫
逍遙はこの論文の中で、馬琴風な封建的枠内での勧善懲悪文学を否定して、文学における写実・客観的観察を提唱したのであった。
— 宮本百合子 『文学における今日の日本的なるもの』 青空文庫
ファブルの伝記者は、アナトール・フランスがファブルの文章は悪文であると云ったということをおこっているが、今日の第三者は、フランスはやはり文学の正道から見ての真実を云ったと思わざるを得ないのである。
— 宮本百合子 『作家のみた科学者の文学的活動』 青空文庫
悪文、拙文は我々の間では学者にとって当然なことであると思われている。
— 三木清 『軽蔑された飜訳』 青空文庫
作例 · 標準
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例文5
例文7