文体
ぶんたい
名詞頻度ランク #11904 · 青空 589 例
標準
literary style
文例 · 用例
即ち自家の文体を実現し了せなかつたこの作家は、一生涯習作をしてゐたといへるし、絶えざる模索の状態は彼を鬱屈させてゐたのであつた。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
手紙文という特異な文体。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
叙述でもなし、会話でもなし、描写でもなし、どうも不思議な、それでいてちゃんと独立している無気味な文体。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
が、強ひて一口に云つてみるなら、私は自分の文体を、全くギリギリの所で捉へたのである。
— 中原中也 『我が詩観』 青空文庫
(昭和九年二月『文体』)
— 寺田寅彦 『雑記帳より(1)』 青空文庫
このような不思議な世界に読者を導き入れるためには、特殊な手段を要することは勿論で、この種の作品がその資料を遠い過去や異郷に採るのみならず、その文体や用語に特別な選択をするを便利とする所以もまたここに在るのではあるまいか。
— 寺田寅彦 『文学の中の科学的要素』 青空文庫
ありとあらゆる作者のあらゆる文体の見本が百貨店の飾棚のごとく並べられてある。
— 寺田寅彦 『マーカス・ショーとレビュー式教育』 青空文庫
「文体」という雑誌に載っていたあなたの短い小説を読んでから、それから、あなたの作品を捜して読む癖がついて、いろいろ読んでいるうちに、あなたが私の中学校の先輩であり、またあなたは中学時代に青森の寺町の豊田さんのお宅にいらしたのだと言う事を知り、胸のつぶれる思いをしました。
— 太宰治 『トカトントン』 青空文庫
作例 · 標準
村上春樹の小説は、どこか翻訳調の独特な文体で書かれており、多くのファンを魅了している。
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ブログの読者を増やすために、これまでの堅苦しい文体から、少し砕けた話し言葉に変えてみた。
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論文の執筆では、感情的な表現を排した客観的で論理的な文体が求められる。
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標準
form of (written) language (e.g. classical, modern)
作例 · 標準
明治時代の初期には、言文一致運動によって現代の口語的な文体が確立されていった。
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古い手紙は候文という独特の文体で書かれており、現代人にはなかなか読み解くのが難しい。
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この公文書は、いかにもお役所仕事らしい、無味乾燥で難解な文体で統一されている。
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