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広野

こうや異読 ひろの
名詞多音語
1
標準
wide plain
文例 · 用例
コバルトの空には玉子色の綿雲が流れて、遠景の広野の果の丘陵に紫の影を落す。
寺田寅彦 森の絵 青空文庫
空漠な広野の果を見るように何一つ著しい目標のないだけに、昨日歩いて来た途と今日との境が付かない。
寺田寅彦 厄年と etc. 青空文庫
広野の中に刀禰の大河が流れていた。
岡本かの子 富士 青空文庫
これに比べたら、たとえどんなあばら家でも、大空が見え、広野が見える室のほうが少なくも自由に呼吸する事だけはできるような気がする。
寺田寅彦 破片 青空文庫
」 かなぐり脱いだ法衣を投げると、素裸の坊主が、馬に、ひたと添い、紺碧なる巌の聳つ崕を、翡翠の階子を乗るように、貴女は馬上にひらりと飛ぶと、天か、地か、渺茫たる広野の中をタタタタと蹄の音響。
泉鏡花 伯爵の釵 青空文庫
お玉はお腹は減るし足は疲れるし只情無さに「お母さん/\」と泣き叫び乍ら何処を当ども無く広野原を歩いて行きましたが其中に泣き疲れて只ある叢の中に倒れて眠つてしまひました。
夢野久作 金銀の衣裳 青空文庫
どつかの、さびしい広野を一人でゆく旅人。
――学芸会のための一幕劇 ラムプの夜 青空文庫
イマハ山中、イマハ浜、イマハ鉄橋、ワタルゾト思ウ間モナクトンネルノ、闇ヲトオッテ広野ハラ、どんどん過ぎて、ああ、過ぎて行く。
――ひそひそ聞える。なんだか聞える。 青空文庫
作例 · 標準
その広野には、見渡す限り何もなかった。
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遠く広野に夕日が沈むのを、彼は静かに眺めていた。
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探検隊は、果てしなく続く広野をひたすら進んだ。
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