大呼
たいこ
名詞動詞-サ変
標準
loud cry
文例 · 用例
瞿能また猛襲し、大呼して曰く、燕を滅せんと。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
「先、先生、姉さんは、何にも御存じじゃございません、それは、お目違いでございまして、」 と大呼吸を胸で吐くと、「黙れ!
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
四郎時貞出でて戦え」と大呼した。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
お若は晴々しそうに、ちょいと背けて、大呼吸をつきながら、黙って聞いているお杉と目を合せたのである。
— 泉鏡花 『註文帳』 青空文庫
斯んなことは誰しも解つて居る事柄であつても、理窟通りには容易に運ばれぬのが、つまりこの場合に於いては文学の妙であり、どうしたつて作者たるものは徹底的に自己内心の奥底へ向つての凝視を保ち、結果としての無辺なる大呼吸へ達すべきが道理であるだけだ。
— 牧野信一 『浪曼的時評』 青空文庫
仕方なし、今一睡して、身體の具合を回復してからとて、微醉を求めて布團をかぶり、眠りかけむとせしに、急ち玄關に『大町君』と大呼す。
— 大町桂月 『獨笑記』 青空文庫
在満らが和歌は堂上の専有物に非ずと大呼するまでは、在野の歌よみは皆堂上方に屈伏して自分を軽蔑しゐたりしなり。
— 正岡子規 『人々に答ふ』 青空文庫
新聞を見ると、いよいよ秋川邸の惨劇は社会欄の大呼物となつている。
— 浜尾四郎 『殺人鬼』 青空文庫
作例 · 標準
勝利の雄叫びとも言える大呼が、スタジアムに響いた。
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彼は苦痛のあまり、思わず大呼した。
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「危ない!車が来てるぞ!」母親の大呼に、子供はすぐに立ち止まった。
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