真鍮
しんちゅう
名詞頻度ランク #29673 · 青空 674 例
標準
brass
文例 · 用例
〔つめたき朝の真鍮に〕宮沢賢治つめたき朝の真鍮に胸をくるしと盛りまつりこゝろさびしくをろがめばおん舎利ゆゑにあをじろく燐光をこそはなちたまへり
— 宮沢賢治 『〔つめたき朝の真鍮に〕』 青空文庫
駅長宮沢賢治ことことと行く汽車のはて温石いしの萱山の上にひとつの松ありてあるいは雷にうたれしや三角標にまがへりと大上段に真鍮の棒をかざしてさまよへりごみのごとくにあきつとぶ高圧線のま下にて秋をさびしき白服の酒くせあしき土木技手いましも汽車を避け了へてこなたへ来るといまははた急ぎガラスを入りにけり
— 宮沢賢治 『駅長』 青空文庫
娘の姿のちらちらする日には竹村君は面白そうに一時間の余も話し込んでいるが、娘の顔を見せぬ日は自然に口が重くてそうかといって急に帰るでもなく、朝日を引切りなしに吹かして真鍮のしかみ火鉢の片隅へ吸殻の山をこしらえる。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
死ももう、とほくはないのかもしれない……2『それではさよならといつて、めうに真鍮の光沢かなんぞのやうな笑を湛へて彼奴は、あのドアの所を立ち去つたのだつたあね。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
さうして、その空地や、新しく均らされた土の上には、亜鉛屋根だの、軒燈だの、白木の門などが出来て、今まで真鍮の鋲を打つたやうな星の光もどうやら鈍くなり、電気燈が晃々とつくやうになつた。
— 小島烏水 『亡びゆく森』 青空文庫
四郎がお蘭のところへ来なくなって、この白痴の少年が金モールの服をつけ曲馬の間に舞台に現れて、唄をうたい踊りを踊ったのち、真鍮の小判だの肖像入の黄財布だのを福の縁起だといって見物に売るという噂を耳にした、お蘭は立っても居てもいられなかった。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
車室の中は、青い天蚕絨を張った腰掛けが、まるでがら明きで、向ふの鼠いろのワニスを塗った壁には、真鍮の大きなぼたんが二つ光ってゐるのでした。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
小判型の真鍮に 歩× 歩×補 番六一と刻ンである。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
作例 · 標準
ドアノブが真鍮製なので、磨くとピカピカになる。
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アンティークのランプは、美しい真鍮の装飾が施されていた。
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この楽器は真鍮でできており、独特の響きがある。
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