亜鉛
あえん
名詞頻度ランク #20304 · 青空 185 例
標準
zinc (Zn)
文例 · 用例
さうして、その空地や、新しく均らされた土の上には、亜鉛屋根だの、軒燈だの、白木の門などが出来て、今まで真鍮の鋲を打つたやうな星の光もどうやら鈍くなり、電気燈が晃々とつくやうになつた。
— 小島烏水 『亡びゆく森』 青空文庫
その穴には、亜鉛化軟膏に似たセメントが填められる。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
陽極には大袋に亜鉛を入れたものを用い、陰極には銅板を用い、二・五ボルトの電圧で千アンペアの電流を通すと陰極の方へは純銅がだんだんに附着し、陽極には硫酸と酸素が出て来る。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
宅の洗面台はきわめて粗末な普通のいわゆる流しになっていて、木製の箱の上に亜鉛板を張ったものであるが、それが凹凸があって下の板としっくり密着していないために、洗面鉢の水が動揺するにつれて鉢自身がやはり少しの傾斜振動をする。
— 寺田寅彦 『日常身辺の物理的諸問題』 青空文庫
烏の義勇|艦隊は、その雲に圧しつけられて、しかたなくちょっとの間、亜鉛の板をひろげたような雪の田圃のうえに横にならんで仮泊ということをやりました。
— 宮沢賢治 『烏の北斗七星』 青空文庫
みんな六つの瀬戸もののエボレットを飾り、てっぺんにはりがねの槍をつけた亜鉛のしゃっぽをかぶって、片脚でひょいひょいやって行くのです。
— 宮沢賢治 『月夜のでんしんばしら』 青空文庫
(一九二三ヽ八ヽ一ヽ)津軽海峡夏の稀薄から却って玉髄の雲が凍える亜鉛張りの浪は白光の水平線から続き新らしく潮で洗ったチークの甲板の上をみんなはぞろぞろ行ったり来たりする。
— 宮沢賢治 『『春と修羅』補遺』 青空文庫
烏の義勇艦隊は、その雲に圧しつけられて、しかたなくちよつとの間、亜鉛の板をひろげたやうな雪の田圃のうへに横にならんで仮泊といふことをやりました。
— 宮沢賢治 『烏の北斗七星』 青空文庫
作例 · 標準
これは亜鉛の例句です。