煎薬
せんやく
名詞
標準
(medical) decoction
文例 · 用例
そうかと云ってまた無理やりに嫌がる煎薬を口を割って押し込めば利く薬でももどしてしまい、まずい総菜を強いるのでは結局胃を悪くし食慾を無くしてしまうのがおちである。
— 寺田寅彦 『マーカス・ショーとレビュー式教育』 青空文庫
この煎薬のにおいと自分らが少年時代に受けた孔孟の教えとには切っても切れないつながりがあるような気がする。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
」と蓋を取れば、煎薬の香|芬々。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
煎薬というものは微妙なものだよ。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
何かの煎薬であったのだろう。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
この煎薬を調進するのが緑雨のお父さんの役目で、そのための薬味箪笥が自宅に備えてあった。
— 内田魯庵 『斎藤緑雨』 青空文庫
たしかに、煎薬のにおいだ。
— 血の降るへや 『右門捕物帖』 青空文庫
二 入湯の効目か何うか知らなかつたが煎薬ぐらゐを服用するうちに私の病ひは鎮静した。
— 牧野信一 『風流旅行』 青空文庫
作例 · 標準
母が風邪をひいたので、薬草を煎じて煎薬を作ってあげた。
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