先約
せんやく
名詞名詞-の形容詞
標準
previous engagement
文例 · 用例
そちも惚れたか」「娘があったら、無理矢理お小間使いにでも差しあげてえ位ですよ」「ところがもう先約ずみで喃。
— 江戸に帰った退屈男 『旗本退屈男 第九話』 青空文庫
「そういう仔細をうかがいますると、まことにお気の毒に存じられますが、くどくも申す通り、もはや先約がござりますので……。
— 仮面 『半七捕物帳』 青空文庫
そこで阿母さんも不思議に思って、娘が気に入らないのか、それとも外に先約でもあるのかと段々訊いてみるてえと、身分が釣合ねえから貰わねえ。
— 徳田秋声 『躯』 青空文庫
「私、大垣さんとの方が先約だって云って頑張ってるのよ」 次に大垣の処へよって帰って来ると、志野は浮々房に囁いた。
— 宮本百合子 『氷蔵の二階』 青空文庫
由っちゃん、お久しぶり……せいぜいその不具の化物を可愛がってやってくださいね、あたしもね、退屈だから、一寸|揶揄ってやろうと思って来たんだけど、先約があっちゃねエ……ごゆっくり――さよなら――」「あ、葉ちゃん!
— 蘭郁二郎 『夢鬼』 青空文庫
又何かお小言かと思ひながら、ふてくされた肚で行くと、存外支店長は上機嫌で、「三田君、君は今晩何か先約でもあるかね。
— 水上滝太郎 『大阪の宿』 青空文庫
僕がいの一番で、そうだろう、先約なんだから、これからは、僕の承諾なしに、マダムには指一本さすこともならない……とこういうわけさ。
— 豊島与志雄 『田舎者』 青空文庫
夜は遊びに来られぬ、Yのところへよったら、обед がすんだところ、このまま二人居るのもつまらないと、油橋さんのところへ電話したが先約あり、小柳さんのところへ行って見ようか?
— 一九二八年(昭和三年) 『日記』 青空文庫
作例 · 標準
申し訳ありませんが、その日は先約があり、お伺いできません。
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