丸薬
がんやく
名詞
標準
pill
文例 · 用例
人前で鼻クソを丸薬にする漫画を描かれた某様は、以後その必要のない時まで丸薬を、今度はオツピラに作りめされる。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
橙紅色の丸薬のような実の落ち散ったのを拾って噛み砕くと堅い核の中に白い仁があってそれが特殊な甘味をもっているのであった。
— 寺田寅彦 『郷土的味覚』 青空文庫
近来電気の応用が盛んになるにつれて色々の事に炭を使う、白熱電灯の細い線も炭、アーク灯の中の光る棒も炭である、電話機の受話口の中の最も要用なものは炭でこしらえた丸薬のようなものである。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
先方はむじゃむじゃ毛の生えた太い指でポケットから小さな容器をだして一種の丸薬数〔顆〕をつまんでぷっと口に投げながら云った。
— 宮沢賢治 『一九三一年度極東ビヂテリアン大会見聞録』 青空文庫
……義兄さんがお心づくしの丸薬ですわね。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
おまえはまだ、骨まで六神丸になっていないから、丸薬さえのめばもとへ戻る。
— 宮沢賢治 『山男の四月』 青空文庫
おまえのすぐ横に、その黒い丸薬の瓶がある。
— 宮沢賢治 『山男の四月』 青空文庫
それから丸薬をのめばきっとみんなもとへ戻る。
— 宮沢賢治 『山男の四月』 青空文庫
作例 · 標準
風邪気味なので、食後にこの丸薬を飲んでおこう。
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昔ながらの漢方薬は、よく丸薬の形で処方されることが多いね。
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苦い丸薬だが、水と一緒に一気に飲み込んだ。
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