仙薬
せんやく
名詞
標準
panacea
文例 · 用例
「私の持っておる薬は、仙薬でございますから、病をなおすばかりでなく、年も取らなければ死にもいたしません、こんな創ぐらいは、一度に癒ってしまいます」 大王はまた唸り声を立てた。
— 田中貢太郎 『申陽洞記』 青空文庫
このほど死んだワレス氏が六十年前シンガポールに寓した時常に近所を彷徨く虎若干ありて、新開の阿仙薬園に働く支那人を平均日に一人ずつ殺したと『巫来群島篇』第二章に言われた。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
さしも仙薬や宝玉同然に尊ばれた物も一朝時世の変で糞土よりも値が下がる事、かくのごときものあった。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
わたくしは一種の仙薬をたくわえて居りますから、それをお飲みになれば、こんな傷はたちまちに癒るばかりでなく、幾千万年でも長生きが出来るのです」 腰に着けている嚢から一薬をとり出して勿体らしく与えると、他の妖怪どもも皆その前にひざまずいて頼みました。
— 剪燈新話 『中国怪奇小説集』 青空文庫
その長生きの仙薬というのをどうぞ我々にもお恵みください」「よろしい。
— 剪燈新話 『中国怪奇小説集』 青空文庫
そして教へられた通りの秘法で仙薬を錬つた。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
彼は掌面に盛つてゐた仙薬の全分量の半分だけを一息にぐつと嚥み下したかと思ふと、残つた半分を惜気もなくそこらにぶち撒けてしまつた。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
彼は掌面に盛つてゐた仙薬の全分量の半分だけを一息にぐつと嚥み下したかと思ふと、残つた半分を惜し気もなくそこらにぶち撒けてしまつた。
— 薄田泣菫 『春の賦』 青空文庫
作例 · 標準
どんな病気も治す仙薬があれば、世界中の人々が救われるだろうに。
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