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煎じ薬

せんじぐすり
名詞
1
標準
(medical) decoction
文例 · 用例
しかも刀剣が八|口、槍が三本、鎧が二領、それらの中に交って、老人、医道の心得があるらしく、いく袋かの煎じ薬と共に、立派な薬味箪笥が見えました。
日光に現れた退屈男 旗本退屈男 第八話 青空文庫
煎じ薬を四日分ばかりと、菜食の歌を貰って、大久保へ帰った。
島崎藤村 芽生 青空文庫
節子のために女の血を温め調えるという煎じ薬を買求めて来た。
島崎藤村 新生 青空文庫
一寸動きましてやれうれしやと存じましたら、またとまってしまいまして」 みわは、そう言いながら煎じ薬を茶碗についで母にすすめた。
宮本百合子 海浜一日 青空文庫
母も、もとより自分が進んで求めたものでもないので、忘れたのか私には催促もせず、自分で何かいつもの煎じ薬を作つておりました。
浜尾四郎 殺人鬼 青空文庫
彼等は生涯、医者には三文の値打も認めず、いよいよとなると、加持や祈祷で病いをなおす老婆にかかったり、又ひどいのになると、自分で何かわけの分らない塵芥を寄せ集めてあやしげな煎じ薬をこしらえて飲んだりするが、そんなことで果して病気がなおると思う気持がとんと解せないのである。
または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 死せる魂 青空文庫
私が鼻が悪いと云ってやったので、ガラガラに乾してある煎じ薬と足袋と絞り木綿の腰巻を送って来た。
林芙美子 新版 放浪記 青空文庫
二十七 病気と称して、引籠ってしまった右源太は、生薬屋から買ってきたいい加減の煎じ薬を、枕元に置いて(さあ、困った) と、布団の中で、眼を閉じていた。
直木三十五 三人の相馬大作 青空文庫
作例 · 標準
体調が悪いときは、祖母が作ってくれた煎じ薬を飲んでいる。
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薬草を煮出して作った煎じ薬は、独特の香りがする。
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医師は、症状に合わせて数種類の煎じ薬を処方した。
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