脊梁
せきりょう
名詞
標準
mountain range
文例 · 用例
渡り鳥のように四国の脊梁山脈を越えて南海の町々村々をおとずれて来る一隊の青年行商人は、みんな白がすりの着物の尻を端折った脚絆草鞋ばきのかいがいしい姿をしていた。
— 寺田寅彦 『物売りの声』 青空文庫
さらにまたこの海峡の西側に比べると東側の山脈の脊梁は明らかに百メートルほどを沈下し、その上に、南のほうに数百メートルもずれ動いたものである事がわかる。
— 寺田寅彦 『怪異考』 青空文庫
日本の本土はだいたいにおいて温帯に位していて、そうして細長い島国の両側に大海とその海流を控え、陸上には脊梁山脈がそびえている。
— 寺田寅彦 『涼味数題』 青空文庫
しかも、この津軽半島の脊梁をなす梵珠山脈は、扁柏ばかりでなく、杉、山毛欅、楢、桂、橡、カラ松などの木材も産し、また、山菜の豊富を以て知られてゐるのである。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
東は十和田湖の西より北走する津軽半島の脊梁をなす山脈を限とし、南は羽後境の矢立峠・立石越等により分水線を劃し、西は岩木山塊と海岸一帯の砂丘(屏風山と称す)に擁蔽せらる。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
禅宗の味噌すり坊主のいわゆる脊梁骨を提起した姿勢になって、「そんな無茶なことを云い出しては人迷わせだヨ。
— 幸田露伴 『鵞鳥』 青空文庫
しかも、それでいてその位置はというと、確かに、北海道の脊梁山脈の中でも、人跡未踏の神秘境に相違ないのだから、その一軒家が何人の住家であろうかは、容易に推測されない訳である。
— 夢野久作 『キチガイ地獄』 青空文庫
彼の村は、山陽道と山陰道を分ける中国の脊梁山脈の北側に、熊笹を背に、岩に腰をおろしてもたれかかっているような、人煙まれな険阻な寒村であった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
作例 · 標準
日本の中心を貫く脊梁山脈は、日本海側と太平洋側の気候を大きく分ける壁となっている。
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登山家たちは、雲を突き抜けて連なる険しい脊梁の稜線を一歩一歩踏みしめて進んだ。
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「あの脊梁を越えれば、向こう側には広大な盆地が広がっているはずだ」とガイドが指差した。
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標準
spinal column
作例 · 標準
人間の脊梁は、歩行時の衝撃を吸収するために緩やかなS字カーブを描いている。
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事故の影響で脊梁に損傷を負った彼は、懸命なリハビリを続けている。
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「もっと背筋を伸ばしなさい、脊梁が曲がると内臓にも良くないわよ」と整体師に注意された。
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ウィキペディア曖昧さ回避
脊梁(せきりょう) 背骨、脊椎。 脊梁 (松本清張) - 1963年発表の松本清張の短編小説。 脊梁山脈 - 分水界となる山脈。
出典: 脊梁 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0