脊柱
せきちゅう
名詞
標準
spinal column
文例 · 用例
そうして危険になったら脊柱に針を刺して水を取ったりいろいろのことをしなければならないそうである。
— 寺田寅彦 『鎖骨』 青空文庫
なんでも紙撚だったか藁きれだったか忘れたが、それでからだのほうぼうの寸法を計って、それから割り出して灸穴をきめるのであるが、とにかく脊柱のたぶん右側に上から下まで、首筋から尾※骨までたしか十五六ほどの灸穴を決定する。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
神経衰弱か何かの療法に脊柱に沿うて冷水を注ぐのがあったようであるが、自分の場合は背筋のまん中に沿うて四五寸の幅の帯状区域を寒気にさらして、その中に点々と週期的な暑さの集注点をこしらえるという複雑な方法を取ったわけである。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
かすかな音であったけれども、脊柱の焼けるような思いがした。
— 太宰治 『雌に就いて』 青空文庫
その曲がった脊柱のごとくヘテロドックスなこの老学者がねずみの巣のような研究室の片すみに、安物の籐椅子にもたれてうとうととこんな夢を見ているであろう間に、容赦なく押し寄せる野球時代の波の音は、どこともない秋晴れの空の果てから聞こえてくるであろう。
— 寺田寅彦 『野球時代』 青空文庫
元来ストーリーにはすべて、筋が大切であるが、探偵小説においては、筋がわけても作品の脊柱となる。
— 平林初之輔 『作家としての小酒井博士』 青空文庫
ところが、このような気味悪さにこりもせず、何はともあれ帰ろうと、地球の脊柱のようなシベリアを駈けて来て、どっと辷り込みのような形で日本の中へ倒れ込む。
— 横光利一 『欧洲紀行』 青空文庫
頭蓋骨の破片の外に右の骼骨六枚、左の骼骨四枚、脊柱の中央部、肝臟、脾臟、腎臟、骨盤骨、左右の上膊骨、大腿骨、兩脚の脛骨、脚骨等があつた。
— VIOLENT CREMATION 『無法な火葬』 青空文庫
作例 · 標準
長時間のデスクワークで脊柱に負担がかかり、ひどい腰痛に悩まされている。
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体を反らすと、脊柱に沿って走る筋肉が心地よく伸びるのを感じた。
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医師はレントゲン写真を見せながら、脊柱のカーブの異常を説明した。
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