背骨
せぼね
名詞頻度ランク #18135 · 青空 297 例
標準
spine
文例 · 用例
「おとうさま、この福慈岳は火を背骨に岩を肋骨に、砂を肉に附けていて少しの間も苦悩と美しさと成長の働をば休めない大修業底の山なのでございますわ。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
山一つさえその通り――「まだそのときのわたくしは、きしゃな細火を背骨にし、べよべよ撓るほどの溶岩を一重の肋骨として周りに持ち、島山の中央の断れ目から島地の上へ平たく膨れ上っただけの山でした」 世の中は、ただうとうとと、あま葛の甘さに感じられた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
が、そのうちにその見知らぬ男は、ステッキの丸く曲つた握りを彼の襟のうしろに引つかけ、そして歩き續けたまま、それを自分の背骨の眞上に、垂直に、押しつけました。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『巴里の手紙』 青空文庫
そして私は、彼の意志、彼の苦痛、そして千の舞踏への衝動でむずむずしてゐる、その頼りない肉體の一部にそれをしてしまはうかとしてゐるかのやうに、そのステッキをしつかと自分の背骨に壓しつけてゐる、彼の痙攣しがちな手の絶望的な動作をも、見拔いたのでした。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『巴里の手紙』 青空文庫
その松は、皮をむかれ、削られて建ったばかりの門の背骨のような附木となっていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
もちろん、その上に、尾の上の背骨に針を打ち込んだりするそうであるが、このようにものをかぶせる事が「針よりも大切なまじない」だと考えられている。
— 寺田寅彦 『怪異考』 青空文庫
十二三歳のころ病身であったために、とうとう「ちりけ」のほかに五つ六つ肩のうしろの背骨の両側にやけどの跡をつけられてしまった。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
まづ背骨なら二十米はあるだらう。
— 宮沢賢治 『楢ノ木大学士の野宿』 青空文庫
作例 · 標準
デスクワークが続いて姿勢が悪くなり、背骨の歪みが気になって整体に行った。
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魚を綺麗に食べるコツは、箸を上手く使って背骨から身を剥がすことだ。
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背骨は身体を支える大黒柱のような存在なので、適度な運動で筋肉を鍛えたい。
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