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挺身

ていしん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #42416 · 青空 73
1
標準
offering oneself (for)
文例 · 用例
思えば思うほどひとり壁立|万仭の高さに挺身して行こうとする娘の健気な姿が空中でまぼろしと浮び、娘の足掻く裳からはうら哀しい雫が翁の胸に滴って翁を苦しめた。
岡本かの子 富士 青空文庫
おまえは、うちの家族のことを芸術の挺身隊と言ったが、今こそ首肯する。
岡本かの子 巴里のむす子へ 青空文庫
手足をぴち/\と撥ねる、二歳ぐらゐの男の兒を、筋鐵の入つた左の腕に、脇へ挾んで、やんはりと抱いた處は、挺身倒に淵を探つて鰌を生捉つた體と見える。
泉鏡太郎 錢湯 青空文庫
(目撃者の話)――この乱闘現場の情景を目撃してゐた一人、大和農産工業津田氏(仮名)は重傷に屈せず検挙に挺身した同署員の奮闘ぶりを次のやうに語つた。
織田作之助 大阪の憂鬱 青空文庫
またこの町内のある地主の子息は、工科出の地質学者であったが、召集されるとすぐ、深くも思い決した体で、心を後に残さないように、日頃愛用していたライカアやレコオドを残らず叩き壊し、潔く征途に上ったものだったが、一ト月の後にはノモンハンで挺身奮闘して斃れてしまった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
むす子は若いいのちの遣瀬ない愛着を新興芸術に持ち、新興芸術を通して、それを培う巴里の土地に親しんだむす子は、東洋の芸術家の挺身隊を一人で引受けたような決心の意気に燃えて、この芸術都市の芸術社会に深く喰い入っていた。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
」 よしと、先駆の海獣、 挺身した、高く高く、 一飛躍。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
此際に於て、因循姑息の術中に民衆を愚弄したる過去の罪過を以て当局に責むるが如きは、吾人の遂に忍びざる所、たゞ如何にして勝ちたる後の甲の緒を締めむとするかの覚悟に至りては、心ある者|宜しく挺身肉迫して叱咤督励する所なかるべからず候。
石川啄木 渋民村より 青空文庫
作例 · 標準
彼は火災が発生した家屋から子供を助け出すため、危険を顧みず挺身した。
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「誰かがやらなければならないのなら、私が挺身しましょう」と、彼女は勇気を持って名乗り出た。
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震災の被災地で、多くのボランティアが復旧作業のために挺身する姿に胸を打たれた。
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