艇身
ていしん
名詞助数詞
標準
boat's length (unit in racing)
文例 · 用例
両手でリガーを支えてバランスに気を配りながら、巧に艇身を廻転させつつ渚へ卸した。
— 岡本かの子 『娘』 青空文庫
見る/\内に怪の船の白色檣燈は我が弦月丸の檣燈と並行になつた――早や、彼方の右舷の緑燈は我が左舷の紅燈を尻眼にかけて、一|米突――二|米突――三|米突――端艇ならば少くも半艇身以上我が船を乘越した。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
四|艇身半の開きも、僅かにみえるほど、日本人の気魄は、彼等を追い詰めていたのでしょうか。
— 田中英光 『オリンポスの果実』 青空文庫
ゴオル直前で、ブラジル・クルウを三艇身、打っ棄って、伊太利に肉迫した、必死の力漕には、凄まじいものあり、すでに、英伊二|艘とも、ゴオルに着いているだけ、外国人は、無駄な努力に必死な、ぼく達を呆れてみていたらしい。
— 田中英光 『オリンポスの果実』 青空文庫
が、最後の五百メエトルに日本選手は渾身の勇を揮って、ピッチを四十に上げ、見る見る中に伊太利へ追い着くと見え伊太利の舵手ガゼッチも大喝一声、漕手を励まし、五万の群集は熱狂的な声援を送ったが、時|既に遅く、一艇身半を隔てて伊太利は決勝線に逃げ込んだ。
— 田中英光 『オリンポスの果実』 青空文庫
四艇身半の開きも、僅かにみえるほど、日本人の気魄は、彼等を追い詰めていたのでしょうか。
— 田中英光 『オリンポスの果実』 青空文庫
ゴオル直前で、ブラジル・クルウを三艇身、打っ棄って、伊太利に肉迫した、必死の力漕には、凄まじいものあり、すでに、英伊二艘とも、ゴオルに着いているだけ、外国人は、無駄な努力に必死な、ぼく達を呆れてみていたらしい。
— 田中英光 『オリンポスの果実』 青空文庫
が、最後の五百メエトルに日本選手は渾身の勇を揮って、ピッチを四十に上げ、見る見る中に伊太利へ追い着くと見え伊太利の舵手ガゼッチも大喝一声、漕手を励まし、五万の群集は熱狂的な声援を送ったが、時既に遅く、一艇身半を隔てて伊太利は決勝線に逃げ込んだ。
— 田中英光 『オリンポスの果実』 青空文庫
作例 · 標準
ボートレースの決勝戦では、ゴール寸前でわずか一艇身の差をつけて勝利が決まった。
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「あともう三艇身あれば逃げ切れたのに!」と、敗れた漕手は悔しさを滲ませた。
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実況アナウンサーが「現在、トップとの差は二艇身!」と興奮気味に声を張り上げた。
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