足軽
あしがる
名詞
標準
common foot soldier (feudal Japan)
文例 · 用例
「中島を見ろ、四十五まであの男は木刀一本と褌一筋の足軽風情だったのを、函館にいる時分何に発心したか、島松にやってきて水田にかかったんだ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
拙者、足軽ではござれども、(真面目に)松本の藩士、士族でえす。
— ――其一幕―― 『錦染滝白糸』 青空文庫
この伏見の地震は、河竹黙阿弥の地震加藤の史劇で有名な地震で、石田三成等の纔者のために斥けられて蟄居していた加藤清正は、地震と見るや足軽を伴れて伏見城にかけつけ、城の内外の警衛に当ったので、秀吉の勘気も解けたのであった。
— 田中貢太郎 『日本天変地異記』 青空文庫
駒込の天沢山龍光寺は京極佐渡守高矩の菩提寺で、屋敷の足軽がたびたび墓掃除にかよっていた。
— 岡本綺堂 『夢のお七』 青空文庫
その足軽がある夜の夢に、いつもの如く墓掃除にかようこころで小石川の馬場のあたりを夜ふけに通りかかると、暗い中から鶏が一羽出て来た。
— 岡本綺堂 『夢のお七』 青空文庫
鶏は足軽の裾をくわえて引くので、なんの用かと尋ねると、少女は答えて、恥かしながら自分は先年火あぶりのお仕置をうけた八百屋の娘お七である。
— 岡本綺堂 『夢のお七』 青空文庫
頼まれて、足軽も承知したかと思うと、夢はさめた。
— 岡本綺堂 『夢のお七』 青空文庫
不思議な夢を見たものだと思っていると、その夢が三晩もつづいたので、足軽も捨てては置かれないような心持になって、駒込の吉祥寺へたずねて行くと、それは伝説のあやまりで、お七の墓は小石川の円乗寺にあると教えられて、更に円乗寺をたずねると、果してそこにお七の墓を見いだした。
— 岡本綺堂 『夢のお七』 青空文庫
作例 · 標準
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