兵卒
へいそつ
名詞
標準
private (soldier)
文例 · 用例
花袋は、その後「蒲団」や「一兵卒」など自然主義派の見本のような小説を作って、国木田独歩、岩野泡鳴ら同主義の作家と呼応して、自然主義を文壇思潮の主流たらしめ、硯友社その他の既成老衰作家などを、ひとたまりもなく押し流してしまった。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
それは足を打ち貫かれた兵卒が、歩ける訳がないのに歩くのと同じだと思い込んでいた。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
負傷をして、脚や手を切断され、或は死んで行く兵卒を眼のあたりに目撃しつゝ常に内地のことを思い、交代兵が来て、帰還し得る日が来るのを待っていた。
— 黒島傳治 『雪のシベリア』 青空文庫
彼等は、性悪で荒っぽくて使いにくい兵卒は、此際、帰してしまいたかった。
— 黒島傳治 『雪のシベリア』 青空文庫
兵卒は、露西亜人を殺したり、露西亜人に殺されたりしているのである。
— 黒島傳治 『雪のシベリア』 青空文庫
」 上等看護長は、大勢の兵卒に取りかこまれた二人の前に立って、自分に過失はなかったものゝように、そう云った。
— 黒島傳治 『雪のシベリア』 青空文庫
彼は、――彼とは栗島という男のことだ――、特色のない、一兵卒だった。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
院長の軍医正が、兵卒に貯金をすることを命じたのだ。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
作例 · 標準
彼は若くして徴兵され、最前線で一兵卒として戦った。
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将校たちの華やかな制服に比べ、兵卒たちの身なりはあまりにも質素だった。
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軍隊の規律は厳しく、兵卒は上官の命令に絶対服従しなければならない。
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