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物化

ぶっか
名詞動詞-サ変
1
標準
changing
文例 · 用例
程君房とか方干魯とかいふ桂子の耳には縁遠い支那の古墨の作銘の名を、桂子は先頃から屡々小布施の口から聴いたものだが、それを自居の雅名にして、標札にまで書いて出さねばならない気持にまでなつたのか――小布施の時流憧憬は病の進むに従つて、一々、即物化さねば心が安まらない風に見え出した。
岡本かの子 花は勁し 青空文庫
「然し、それもまた天恵に依る物化の一道程かも知れないから、致し方もあるまい。
岡本かの子 荘子 青空文庫
私の登つたのは梢にまだ若葉の芽を吹かぬ春のなかばであつたが、鑛物化した樣なその古木の林を透かして遙かに富士をかへりみる氣持は實に崇嚴なものであつた。
四邊の山より富士を仰ぐ記 樹木とその葉 青空文庫
そして非解脱は俗物化なのである。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
その場より貫一の失踪せしは、鴫沢一家の為に物化の邪魔払たりしには疑無かりけれど、家内は挙りてさすがに騒動しき。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
樹は多く年を經た老樹で、土氣とぼしい岩の間に、殆んど鑛物化した樣なその根を張り枝を伸ばして、形あやしく立つて居る。
若葉の頃と旅 樹木とその葉 青空文庫
独逸では、スプリイ河と魚類の意識が凍って、浮浪人はその無機物化した魚を発掘して来ては湯桶に放して蘇生させて売っていた。
Mrs. 7 and Mr. 23 踊る地平線 青空文庫
丁度近時の医が細菌学や原虫学や生物化学を特修すると同じ事である。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
作例 · 標準
古代の思想では、万物は絶えず変化し続けるという物化の理が説かれている。
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荘子の説く物化の思想は、人間もまた自然の一部として変化していくというものだ。
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季節の移ろいとともに景色が変わる様に、自然の果てしない物化を感じる。
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2
標準
death
作例 · 標準
尊敬する師が物化されたという知らせを受け、門下生たちは深い悲しみに包まれた。
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彼の偉大な功績は、彼自身が物化して数百年経った今も色褪せることはない。
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老僧は静かに目を閉じ、そのまま苦しむことなく物化の途についた。
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