悪役
あくやく
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #15341 · 青空 28 例
標準
villain
文例 · 用例
私は、歴史的に、悪役を買おうと思った。
— 太宰治 『姥捨』 青空文庫
そんなのは、芝居では悪役ですよ。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
なにしろ世紀末の最大の悪役と化したフセイン大統領率いるイラクに堂々乗り込んで、人質とされた日本人のうち高齢者と病人の解放を求めてしまうのだから、これを「吼える」と言わずして何が「吼える」か。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
昨夜闖入した暴漢は、実に黒河内の使嗾による者で、主立つ者は二人――一人はT市の壁蝨というべき、有名なる無頼漢『深夜の市長』と、もう一人は愕くなかれ現職の司法官浅間新十郎という悪役人だッ」 僕はここまで聞くと、口惜しさのために歯ぎしりした。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
延若の成長期の三十年前後は、市川荒五郎(先代)・嵐吉三郎(先々代)、稍降つて中村琥珀郎など言ふ実悪役が、役の継承者なく死歿して行つた頃である。
— 折口信夫 『実川延若讃』 青空文庫
「子供の謝肉祭」に現はれる人物中、二人の伯母は、如何にも類型的な悪役としか見えないが、これは、最後の幕でもわかる通り、作者が故ら此の二人の人物を、お伽噺の「性悪な巫女」に見立て、その化身として扱つたのである。
— 岸田國士 『サン・ジョルジュ・ド・ブウエリエについて』 青空文庫
ガリガリと簪で髷の根を掻いて居る様子はまるで田舎芝居の悪役の様である。
— 宮本百合子 『栄蔵の死』 青空文庫
信二は五助を人気はなれたところへ呼んで、「実はこれこれで、小森ヤツ子が二等運賃を請求しているが、キミひとつ幹事長の悪役をやってもらいたい」「おやすいことです。
— 坂口安吾 『文化祭』 青空文庫
作例 · 標準
例文1
例文3
例文5
例文7
ウィキペディア
悪役(あくやく)は、第一義には物語性のある芝居やその他の作品全般において悪人を演じる役、また、その演者をいう。 第二義には、第一義から転じて比喩的に憎まれ役(他者から憎まれる役回り)を指す。 さらには、人間の織りなす歴史を物語に譬える概念の下、特定の価値観において悪人と見える立ち回りの目立つ人物を「悪役」呼ばわりすることもある。また、政治的意図をもって悪人もしくは悪役に仕立て上げられる人物がいるのも、歴史である。
出典: 悪役 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0