善玉
ぜんだま
名詞頻度ランク #32707 · 青空 67 例
標準
good person
文例 · 用例
やっぱり怒れず、そのまま炎天の都塵、三度も、四度も、めまいして、自動車にひかれたく思って、どんどん道路横断、三里のみちを歩きながら、思うことには、人間すべて善玉だ。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
……これで戻駕籠でも思出すか、善玉の櫂でも使えば殊勝だけれども、疼痛疼痛、「お京何をする。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
やはり小さい子供達同士の「三社祭」の悪玉、善玉の踊りが終ると、夫人はサッサと退場して自分の自動車へ行ってみると、木賀はもうとっくに乗っていた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
姉歯という医学士が、善玉か悪玉かぐらい話してくれたって……」「ウン、話そう」 大塚警部は又汗を拭いた。
— 夢野久作 『空を飛ぶパラソル』 青空文庫
お医者の世界観は、原始二元論ともいうべきもので、世の中の有様をすべて善玉悪玉の合戦と見て、なかなか歯切れがよかった。
— 太宰治 『満願』 青空文庫
私は愛という単一神を信じたく内心つとめていたのであるが、それでもお医者の善玉悪玉の説を聞くと、うっとうしい胸のうちが、一味|爽涼を覚えるのだ。
— 太宰治 『満願』 青空文庫
たとえば、宵の私の訪問をもてなすのに、ただちに奥さんにビールを命ずるお医者自身は善玉であり、今宵はビールでなくブリッジ(トランプ遊戯の一種)いたしましょう、と笑いながら提議する奥さんこそは悪玉である、というお医者の例証には、私も素直に賛成した。
— 太宰治 『満願』 青空文庫
恰度新派の芝居なるものが、本当の人間をウツして来ずに、甘く低級に理想化された、侠芸者だの悪弁護士だの、屹度出世する苦学生だの、天女のような令嬢だのを、所謂る善玉悪玉式に、ウヨウヨ舞台へ現すように大衆物の中へも現して来て、読者へ偽善ばかりを強いている。
— 国枝史郎 『大衆物寸観』 青空文庫
作例 · 標準
彼はいつも困っている人を助ける善玉だから、みんなから慕われている。
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ドラマの主人公は、どんな困難にも立ち向かう強い善玉だ。
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彼女の行動は、まさに善玉そのものだ。
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標準
character with a round white head on which the character "good" is written (common in Edo-period prints)
作例 · 標準
時代劇の悪役の後ろには、たいてい善玉が隠れているものだ。
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あの絵師が描く善玉は、いつも表情豊かで愛らしい。
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子供の頃、縁日で買った善玉の面をかぶって遊んだ。
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