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陰影

いんえい
名詞頻度ランク #27028 · 青空 827
1
標準
shadow
文例 · 用例
故に彼の觀照が澄めば澄むほど、素通しの硝子における陰影の缺陷が著るしかつた。
萩原朔太郎 芥川龍之介の死 青空文庫
その理由は、泣菫の詩に於ける特殊な佶屈の言葉と、その詩情に本質してゐる孤獨な憂鬱の陰影とが僕の個性に近く接觸するものがあつたからだ。
宿命生涯を貫く 永遠の詩人 青空文庫
之れに反して藤村の詩は、僕にとつてあまりにナイーヴで明るすぎ、陰影のない不滿さを感じさせた。
宿命生涯を貫く 永遠の詩人 青空文庫
そのためどこか骨ばっており、柔らかさの陰影に欠けるけれども、これがまた長所であって、他に比類のない印象の鮮明さと、感銘の直接さとを有している。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
日本の夏に特有な、梅雨時の暗い天気と、畳の上にカビが生えるような、じめじめした湿気と、そうした季節に、そうした薄暗い家の中で、陰影深く生活している人間の心境とが、句の表象する言葉の外周に書きこまれている。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
あれは宝永の噴火口で、雪が実際は消えていないのであるが、火口壁の陰影で、藍色に見えるのである。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
つまり、なるべく大きな光源を作って、物の陰影をなくし、昼を欺くようにしたいからである。
寺田寅彦 ムーア灯 青空文庫
普通の電灯、その他のあらゆる灯火は、光を出す部分が小さいから、これに照らされる物体の陰影は大きくて暗い、沢山の電灯を点じ連ねても、どうしても室の隅、器具の隈には光が行き渡らぬ。
寺田寅彦 ムーア灯 青空文庫
作例 · 標準
夕日が差し込み、部屋の壁に木々の陰影が揺れる。
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人生には光もあれば、深い陰影もあるものだ。
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写真家は、モデルの顔にできる陰影を計算してシャッターを切った。
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2
標準
nuance
作例 · 標準
彼の言葉には、言外に多くの陰影が含まれていた。
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小説の登場人物は、心の複雑な陰影が丁寧に描かれている。
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音楽家は、演奏に繊細な陰影をつけ、聴衆を魅了した。
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