含み
ふくみ
名詞頻度ランク #8231 · 青空 159 例
標準
implication
文例 · 用例
龍宮ではこの藻を食べて、花びらで醉ひ、のどが乾けば櫻桃を含み、乙姫さまの琴の音に聞き惚れ、生きてゐる花吹雪のやうな小魚たちの舞ひを眺めて暮してゐるのです。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
ただはららかにはららかに涙を含み、あたたかく息づいてゐて下さい。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
血も沸かば沸け、炎も燃へばもへよ」とて、微笑を含みて読みもてゆく、心は大滝にあたりて濁世の垢を流さんとせし、某の上人がためしにも同じく、恋人が涙の文字は幾筋の滝のほとばしりにも似て、気や失なはん、心弱き女子ならば。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
(明治四十年十月十七日『東京朝日新聞』) 二十二 護謨の新原料 近頃|葡国領西部アフリカで発見された一種の植物の球根は丁度|蕪菁のような格好をしているが、その液汁中には護謨を含み、これを圧搾して酒精で凝らせると二分の一プロセントくらいのゴムが取れる。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
いつの間にか彼の膝の上には丸顏の女が牡丹のやうな笑ひを含みながら腰かけてゐる。
— 南部修太郎 『麻雀を語る』 青空文庫
たちまち次の電光は、マグネシアの焔よりももっと明るく、菫外線[※6]の誘惑を、力いっぱい含みながら、まっすぐに地面に落ちて来ました。
— 宮沢賢治 『ガドルフの百合』 青空文庫
クックッと含み笑いをしていたが、「雀よ。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
見知りたる女にあらねど、うつくしき顔の笑をば含みたる、よき人と思いたれば、怪しまで、隠れたる児のありかを教うるとさとりたれば、いそいそと従いぬ。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
作例 · 標準
彼の言葉には、何か含みがあるように聞こえた。
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その表情には、深い含みが感じられた。
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含みのある言い方をするのはやめて、はっきり言ってほしい。
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