濃淡
のうたん
名詞頻度ランク #28850 · 青空 258 例
標準
light and shade
文例 · 用例
所で、私はその愉悦たるや、濃淡の差こそあれ、凡ゆる人間に在ると思ふのである。
— 中原中也 『我が詩観』 青空文庫
そこでもし円筒を徐々に廻せば、光線は膜の諸点の濃淡に応じてあるいは強くあるいは弱くセレニウムの感光器を照らすようになる。
— 寺田寅彦 『写真電送の新法』 青空文庫
さすれば発信機の原板の濃淡の度に応じて受信機の膜の光に感ずる度を異にしているから、これを現像して焼き付くれば直ちに原板の写しが出来上がるという訳である。
— 寺田寅彦 『写真電送の新法』 青空文庫
今発信機の円筒を廻転すると同時に受信機のを廻せば、原板の焼きの濃淡に応じて電流が変り受信機のペンが上下して即座に写しが出来上がるというのである。
— 寺田寅彦 『写真電送の新法』 青空文庫
形状と色彩との関係は、色調を異にした二色または三色の対比作用によって形状上の二元性を色彩上にも言表わすか、または一色の濃淡の差あるいは一定の飽和度における一色が形状上の二元的対立に特殊な情調を与える役を演ずるかである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
農民の生活は従来、文学に取りあげられた以上にもっと複雑であり、特殊性に富み、濃淡、さまざまな多様性と変化を持っている。
— 黒島傳治 『農民文学の問題』 青空文庫
雷はちょうどいま落ちたらしく、ずうっと遠くで少しの音が思い出したように鳴っているだけ、雨もやみ電光ばかりが空を亘って、雲の濃淡、空の地形図をはっきりと示し、また只一本を除いて、嵐に勝ちほこった百合の群を、まっ白に照らしました。
— 宮沢賢治 『ガドルフの百合』 青空文庫
近ごろのトーキー録音方法の中でも濃淡式でない曲線式のを使えばこれはきわめて容易である。
— 寺田寅彦 『試験管』 青空文庫
作例 · 標準
光と影の濃淡が、絵画に奥行きとドラマチックな雰囲気を与えている。
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「このワインは、ベリーの香りと樽香の濃淡が絶妙に調和している。」
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写真の濃淡を調整することで、より洗練された印象にすることができる。
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標準
depth (of flavor)
作例 · 標準
「この料理は、素材の味の濃淡がうまく引き出されていて、とても美味しい。」
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「茶葉の等級によって、お茶の味の濃淡が変わる。」
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「このソースは、甘みと酸味の濃淡が複雑に絡み合い、奥深い味わいだ。」
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