印影
いんえい
名詞
標準
impression of a seal
文例 · 用例
豈夕陽の印影ならんや。
— 泉鏡花 『花間文字』 青空文庫
鷲は神意にもとづく帝國の象徴なれば特に神の御手の印影をとゞむ(天、七・六七―九參照)といへり。
— LA DIVINA COMMEDIA 『神曲』 青空文庫
そのレッテルのデザインは扇面地紙を白く抜き、その中に「信為萬事本」の書が小さな印影ながら、いわゆる墨痕淋漓として光っているのだ。
— 北大路魯山人 『現代能書批評』 青空文庫
斑々點々と、縁側や庭上に殘されてある印影には、何か寒々しい鬼氣があつた。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
どこから紛れてくるのか、遅桜の片々が、晩春の印影を、わずかに描いているだけで、泉殿のあたりであろうか、蛙の声が遠く聞える。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
天井へとせり上った大きな壁面の切れめに、ちょっとした線が一本曳かれていて、よく見ればそれは線でも何でもない一種のいんえいであることが、さびしく私の眼にえがかれた。
— 室生犀星 『われはうたえども やぶれかぶれ』 青空文庫
作例 · 標準
書類には、間違いなく社長の印影が押されていた。
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実印の印影は、個人の証明として非常に重要だ。
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この古文書に残された印影から、作成された時代が特定できるかもしれない。
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