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芳草

ほうそう
名詞
1
標準
fragrant herb
文例 · 用例
渠とともに手を携え、芳草の間を出つ、入りつ、園内の公園なる池を繞りて、咲き揃いたる藤を見つ。
泉鏡花 外科室 青空文庫
人が見ている・見ていないに関係なく、芳草はその香りを放ち、たとえ深山幽谷に枯れ死するとしても、少しもその気を変えることは無い。
幸田露伴 悦楽(現代訳) 青空文庫
ただし最古く香の知識の発達したはまずアジア大陸諸国で、支那の『神農本草』既に香剤を収めた事多く、『詩経』『離騒』に芳草しばしば見え、返魂招仙に名香を焼く記事を絶えず。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
戦争の荒し壊す力よりも、もっと大きい力が、砲弾に砕かれた塹壕の、ベトンとベトンの割れ目から緑の芳草となって萌え始めた。
菊池寛 勲章を貰う話 青空文庫
おぼつかなくも籬に沿い、樹間をくぐりて辿りゆけばここにも墓標新らしき塚の前に、一群の男女が花をささげて回向するを見つ、これも親を失える人か、あるいは妻を失えるか、子を失えるか、誠にうき世は一人のうき世ならず、家々の涙を運ぶこの青山の墓地、芳草年々緑なる春ごとに、われも人も尽きぬ涙を墓前に灑ぐべきか。
岡本綺堂 父の墓 青空文庫
便ち是れ娑羅仏廟の東、獅子吼ゆる時|芳草緑、象王|廻る処落花|紅なりし」 と仏国禅師は、善財の求道の旅を讃嘆しておりますが、いうまでもなく、獅子とは、文殊菩薩のこと、象王とは普賢菩薩のことです。
高神覚昇 般若心経講義 青空文庫
徐師川、荊公の細数落花因坐久、緩尋芳草得帰遅に擬して云ふ、細落李花那可数、偶行芳草歩因遅と。
その七 ――放翁詩話三十章―― 放翁鑑賞 青空文庫
今、細数落花、緩尋芳草と云へば、留意甚し、故に之を易ふと。
その七 ――放翁詩話三十章―― 放翁鑑賞 青空文庫
作例 · 標準
春の野原には、名も知らぬ様々な芳草が咲き乱れていた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼女は庭で育てた芳草を摘み、ハーブティーを入れてくれた。
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漢方の処方には、薬効のある多くの芳草が用いられる。
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