人徳
じんとく異読 にんとく
名詞頻度ランク #41900 · 青空 59 例
標準
natural virtue
文例 · 用例
けだし室生君の眼からみれば、禮節身にそなはり、教養と學識に富む文明紳士の芥川君は、正に人徳の至上觀念を現はす英雄であつたらうし、逆に芥川君の眼から見れば、本性粗野にして禮にならはず、直情直行の自然兒たる室生君が、驚嘆すべき英雄として映つたのである。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
M君の濶達な人徳も、私に斷る事を不可能にさせた一因らしいのである。
— 太宰治 『小照』 青空文庫
人生の運不運は、現在に於ける境遇の幸不幸でなく、その人の天賦された所有物(才能、財産、人徳など)を、どれだけ完全に利用したか、どれだけ無益に浪費したかといふ、最後の利合分數によつて計算される。
— 萩原朔太郎 『所得人 室生犀星』 青空文庫
帰って来た刀屋の主人徳兵衛が子供を叱りとばす。
— 山中貞雄 『なりひら小僧』 青空文庫
こんな不思議な成功も、小菅のふとどきな人徳のおかげであらうと、この年少の友をぎゆつと抱いてやりたい衝動を感じた。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
おめでとう存じまする、皆、太夫様の御人徳。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
そんな途方も無い滅茶な噂が、まことしやかに言い伝えられるのも、わしの人徳のいたらぬせいです。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
頼光をはじめ、鎮西八郎、悪源太義平などの武勇に就いては知らぬ人も無いだろうが、あの、八幡太郎義家でも、その風流、人徳、兵法に於いて優れていたばかりでなく、やはり男一匹として腕に覚えがあったから、弓馬の神としてあがめられているのである。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
作例 · 標準
彼は周囲の人々から慕われる、まさに人徳のある人物だ。
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人徳を磨くことは、リーダーシップを発揮する上で非常に重要である。
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社長の人徳に惹かれて、多くの優秀な人材がこの会社に集まってくる。
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