惰眠
だみん
名詞
標準
idle slumber
文例 · 用例
もしこの餘のものがあるとすれば、それの文學的利子による安易な生活で、マンネリズムの惰眠に陷入る外はなからう。
— 萩原朔太郎 『室生犀星君の飛躍』 青空文庫
以上は新型式の勃興に惰眠をさまされた懶翁のいまださめ切らぬ目をこすりながらの感想を直写したままである。
— 寺田寅彦 『俳句の型式とその進化』 青空文庫
どしーんといふその地響き――それは大地を惰眠から呼び覺さうとするやうに響く。
— 有島武郎 『春』 青空文庫
男は越中|褌一本、女は腰巻一枚、大の字|也になり、鼻から青提灯をぶら下げて、惰眠を貪っている醜体は見られたものではない。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
ブラブラ遊んで暮らすのを誇りとしている一部上流社会の奴原を初めとし、ろくろく食う物も食えぬくせに、汗を流して努力する事を好まぬ下等人士に至るまで、惰眠を貪りつつ穀潰しをやっておる者共は、今日少くとも日本国民三分の一位はあるであろう。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
実に今日は、レオニダスのごとき大政治家|出づるか、日蓮のごとき大宗教家現われ、鉄腕を揮い、獅子吼を放って、国民の惰眠を覚醒せねばならぬ時代であろう。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
階級といい習慣といい社会道徳という、我が作れる縄に縛られ、我が作れる狭き獄室に惰眠を貪る徒輩は、ここにおいて狼狽し、奮激し、あらん限りの手段をもって、血眼になって、我が勇敢なる侵略者を迫害する。
— 石川啄木 『初めて見たる小樽』 青空文庫
ア・バイの柱々に彫られた奇怪な神像の顔も事の意外に目を瞠り、天井の闇にぶら下って惰眠を貪っていた蝙蝠共も此の椿事に仰天して表へ飛び出した。
— 夫婦 『南島譚』 青空文庫
作例 · 標準
彼は毎日、惰眠をむさぼるように寝てばかりいる。
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疲労困憊で、ベッドに倒れ込むと惰眠の世界へと沈んだ。
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「休みの日は、とにかく惰眠を貪りたい。」
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標準
indolence
作例 · 標準
彼の怠惰な態度は、惰眠としか言いようがない。
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惰眠にふけっていると、人生の機会を逃してしまうだろう。
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「もっとシャキッとしなさい!惰眠をむさぼっている場合じゃないでしょ!」
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