怠け
なまけ
名詞
標準
文例 · 用例
働く時にも怠ける時にも、僕らは絶えずその苛虐の鞭に打たれているのだ。
— 萩原朔太郎 『老年と人生』 青空文庫
そのくせ彼等は、絶えずごろごろと怠けて居り、塵の積つた原稿紙を机上にして、一生の大半を無爲に寢そべつてゐるのである。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
家に居る時も、外に居る時も、讀書してる時も、寢そべつてる時も、仕事してる時も、怠けてゐる時も、起きてる時も、床にゐる時も、夜も晝も休みなく、絶えず何事かを考へ、不斷に感じ、思ひ、惱み、心を使ひ續けてゐるのである。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
何にもしなければ怠け者といふだけの話で、ともかく何かしようとすれば、ほんのおちよつかい程度のことしか出来ぬ。
— 中原中也 『散歩生活』 青空文庫
扨、芸術家は名辞以前の世界に呼吸してゐればよいとして、「生活」は絶えず彼に向つて「怠け者」よといふ声を放つと考へることが出来るが、その声が耳に入らない程名辞以前の世界で彼独特の心的作業が営まれつつあるその濃度に比例してやがて生ずる作品は客観的存在物たるを得る。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
「耕二は怠けたつて好いんだ。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
「耕ちやんは怠けるのなんのと言つてもまだ家|嗣ではないのだからなんだが、あんたが………。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
「あんたは怠けて出来ないんだし、耕ちやんのは好い頭でないのとそれに欲気がまだ出ないんだから………。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫