時相
じそう
名詞
標準
tense
文例 · 用例
此の時相島は自分の企てて居る飜譯の仕事が井田の心を動かしたのだと推して居たのだ。
— 有島武郎 『半日』 青空文庫
定重 いや、けふは少しく心もせけば、こゝにて暫時相待ち申さう。
— 岡本綺堂 『佐々木高綱』 青空文庫
その時相役申候は、たとい主命なりとも、香木は無用の翫物に有之、過分の大金を擲ち候事は不可然、所詮本木を伊達家に譲り、末木を買求めたき由申候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書(初稿)』 青空文庫
この橋の袂にたゝずみて、お歸りを暫時相待たうか。
— 岡本綺堂 『修禪寺物語』 青空文庫
當時相當の年齡に達して居て、實社會に立つても堂々たる一家の主人であつた故人の如きも全くそれであつた。
— 長塚節 『記憶のまゝ』 青空文庫
「いや、実際の話が、何が気持良いといっても、金を借りる時相手に気前よく出されるほど気持の良いものはないね。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
彼女は若い時、アメリカへいってアトランタの町に住んでいたのですが、そこで当時相当にやっていた弁護士のヘブロンと結婚したんです。
— THE YELLOW FACE 『黄色な顔』 青空文庫
此月六日皇太孫ジョールジ(現在位英皇)の婚儀行列を見ん迚、ビショプスゲイト街、横濱正金銀行支店に往し時相識と成し也。
— 南方熊楠 『秘魯國に漂著せる日本人』 青空文庫
作例 · 標準
英語の動詞には、現在時相、過去時相、未来時相がある。
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この文は、過去の出来事を表す過去時相で書かれている。
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物語は、読者の興味を引くために、現在時相で語られることが多い。
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