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跫音

きょうおん
名詞
1
標準
(sound of) footsteps
文例 · 用例
」二十三 この折から下の廊下に跫音がして、静に大跨に歩行いたのが、寂としているからよく。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
獣の跫音のようで、さまで遠くの方から歩行いて来たのではないよう、猿も、蟇も、居る処と、気休めにまず考えたが、なかなかどうして。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
その跫音より、鼠の駈ける音が激しく、棕櫚の骨がばさりと覗いて、其処に、手絡の影もない。
泉鏡花 国貞えがく 青空文庫
あたかもその立留りし折から、別なる跫音、また坂をのぼりてさきのものと落合いたり。
泉鏡花 龍潭譚 青空文庫
けたたましき跫音して鷲掴に襟を掴むものあり。
泉鏡花 龍潭譚 青空文庫
中央の木目から渦いて出るのが、池の小波のひたひたと寄する音の中に、隣の納屋の石を切る響に交って、繁った葉と葉が擦合うようで、たとえば時雨の降るようで、又無数の山蟻が谷の中を歩行く跫音のようである。
泉鏡花 三尺角 青空文庫
跫音乱れて、スツ/\と擦れつゝ、響きつゝ、駅員の驚破事ありげな顔が二つ、帽子の堅い廂を籠めて、園の居る窓をむづかしく覗込むだ。
泉鏡太郎 銀鼎 青空文庫
その靴は霜のいと夜深きに、空谷を鳴らして遠く跫音を送りつつ、行く行く一番町の曲がり角のややこなたまで進みけるとき、右側のとある冠木門の下に踞まれる物体ありて、わが跫音に蠢けるを、例の眼にてきっと見たり。
泉鏡花 夜行巡査 青空文庫
作例 · 標準
深夜、静まり返った廊下に、カツンと跫音が響いた。
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誰かの跫音が近づいてくるのを感じて、ドアを開けた。
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森の奥深くで、動物たちの跫音が時折聞こえる。
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遠くから聞こえる跫音に、彼は思わず身構えた。
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