気が利く
きがきく
表現動詞-五段-カ行
標準
to be sensible
文例 · 用例
病人を介抱すると言ふのは畢竟病人を慰めるのにほかならんのであるから、教へることも出来ないやうな極めて些末なる事に気が利くやうでなければならぬ。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
猫の子の巾著なぶる涼みかな 去来猫の子のくんずほぐれつ胡蝶かな 其角 その代り気が利く方からいうと、江戸の方が気が利いて居るでしょう。
— 正岡子規 『俳句上の京と江戸』 青空文庫
第一月曜は朝から一人きり、第二月曜には夜遅く二人、第三の月曜は、一日待ちぼけを食ふなんていふのは、あんまり気が利くまい。
— 岸田國士 『可児君の面会日』 青空文庫
夫の節蔵は奏任待遇になるし、一人息子の忠は麻疹を軽くすますし、恐る/\かけたパーマネントは自分ながらよく似合ふし、月八円ではじめて傭つた女中は田舎出のわりに気が利くし、家主は二つ返事で畳替をしてくれるし、まつたく、これで月給がもう二十円ほど余計であつたら、この世の中に何の不平もないくらゐであつた。
— 岸田國士 『すべてを得るは難し』 青空文庫
蛇でもいもりでも焼いてしまえば結局炭と若干の灰分とになってしまうのだから、黒焼きがきくものなら消し炭を食ってもきくわけだ、とざっとこういうふうに簡単に結論を下してしまう。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
二人が「五桐」にみきりをつけ、きれいにひまをとり、自分自分の店を持って、当世ふうのしょうばいに乗り替えたのは、めさきがきくからだ。
— 山本周五郎 『ちゃん』 青空文庫
作例 · 標準
「あ、雨が降りそうだから傘を持っていくといいよ」同僚の気が利く一言に、外出間際の彼は救われた。
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飲み物が空になる直前にさりげなく次の注文を聞きに来るなんて、本当に気が利く店員さんだ。
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会議資料を印刷するだけでなく、見やすいようにインデックスまで付けておくとは、実に気が利いている。
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標準
to be thoughtful
作例 · 標準
彼はさりげなく周囲を観察しており、困っている人がいればすぐに手を差し伸べる気が利く性格だ。
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「これ、喉を痛めている時に効くハーブティーだよ」彼女の気が利く差し入れに、風邪気味の彼は感激した。
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殺風景なオフィスに季節の一輪挿しが飾ってあるだけで、誰か気が利く人がいるのだと感じて心が和む。
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