機転
きてん
名詞頻度ランク #29532 · 青空 135 例
標準
quick-wittedness
文例 · 用例
「我に宗教なく道徳なく規約なし、唯機転のみ。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
早速の機転で、時間がないからと言って、こっちの選手の練習を謝絶した。
— 夢野久作 『ビール会社征伐』 青空文庫
三等車は込み合つてゐたけれども、先に乗りこんで座席を占めてゐた勃凸の機転で、おんつぁんはやうやく窓に近いところに坐ることが出来た。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
と思うも見るもまたたくま、さそくの機転、下を覗きて、「もう、奥様、何時です。
— 泉鏡花 『化銀杏』 青空文庫
せっかく祇園荘からセントルイスまで尾行して、電話で兄ちゃんを呼び出したのに、兄ちゃんはよその女の人にばっかし気を取られていたので、カラ子は結局機転を利かしてひとりで尾行して来たのだったが、さすがに嫉妬じみた気持に、カラ子は唇を噛んでいた。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
ただ運転手が咄嗟の機転を利かせたのだった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
ましてお駒は男でない、賤しい勤め奉公の女として、当座の機転で罪人を撃ち悩まし、上に御奉公を相勤めたること近ごろ奇特の至りというので、かれは抱え主附き添いで町奉行所へ呼び出されて、銭二貫文の御褒美を下された。
— 張子の虎 『半七捕物帳』 青空文庫
商売柄だけに田舎者には相応に機転の利く女房は自分が水を汲んで頻りに謝罪しながら、片々の足袋を脱がして家へ連れ込んだ。
— 長塚節 『太十と其犬』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は持ち前の機転を利かせ、その場のピンチを切り抜けた。
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とっさの機転で、彼は間違った情報を伝えるのを防いだ。
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機転の利く人材は、どんな部署でも重宝されるだろう。
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彼がその状況で機転を利かせなければ、我々は大きな損失を被っていたかもしれない。
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