激流
げきりゅう
名詞頻度ランク #41143 · 青空 231 例
標準
raging stream
文例 · 用例
どうせ、激流でも渡ってしまわなければなるまい!
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
以前激流に逆つて、大石を転ばして人助けのためにしたと言ふのも、第一、かちわたりをすべき川でないから石があるのが、然まで諸人の難儀とも思はれぬ。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
けれども、それよりして奥入瀬川の深林を穿つて通る、激流、飛瀑、碧潭の、到る処に、松明の如く、灯の如く、細くなり小さくなり、また閃きなどして、――子の口の湖畔までともなつたのは、この焚火と、――一|茎の釣舟草の花のあつたことを忘れない。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
瀧のその或ものは、雲にすぼめた瑪瑙の大蛇目の傘に、激流を絞つて落ちた。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
時々|藤蔓にぶら下って、激流の空を綱渡などしたが、いや、見当の着かぬ心細い事は、――門外漢が学校のその奥へ行く廊下伝いは、奥山を歩行くどころではなかったです。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
で、激流に打込んだ眞黒な杭を、下から突支棒にした高樓なぞは、股引を倒に、輕業の大屋臺を、チヨンと木の頭で載せたやうで面白い。
— 泉鏡太郎 『飯坂ゆき』 青空文庫
所謂越中平の平野はここに尽きて、岩を噛む神通川の激流を右に視ながら、爪先上りに嶮しい山路を辿って行くと、眉を圧する飛騨の山々は、宛がら行手を遮るように峭り立って、気の弱い旅人を脅かすように見えるであろう。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
するうち悲哀に包まれた人々の環視のうちに、注射の利き目は次第に衰え、銀子の目先に黒い幕が垂れ、黒インキのようにどろどろした水の激流に押し流されでもするように、銀子は止め度もなくずるずる深く沈んで行き、これが死ぬことだと思った瞬間に、一切が亡くなってしまった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
作例 · 標準
大雨で増水した川は、すべてを飲み込むような激流となっていた。
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カヌーで激流を下るスリルは、一度味わうと病みつきになる。
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時代の激流に流されることなく、自分の信念を貫き通したい。
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