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法帖

ほうじょう
名詞
1
標準
copybook printed from the works of old masters of calligraphy
文例 · 用例
宿の二階から毎日見下ろして御なじみの蚕種検査の先生達は舳の方の炊事場の横へ陣どって大将らしき鬚の白いのが法帖様のものを広げて一行と話している。
寺田寅彦 高知がえり 青空文庫
そんな事はどうでもいいが、とにかくに骨董ということは、貴いものは周鼎漢彝玉器の類から、下っては竹木雑器に至るまでの間、書画|法帖、琴剣鏡硯、陶磁の類、何でも彼でも古い物一切をいうことになっている。
幸田露伴 骨董 青空文庫
母親は老人の家の煮炊き洗濯の面倒を見てやり、彼はちょうど高等小学も卒業したので老人の元に法帖造りの職人として仕込まれることになった。
岡本かの子 食魔 青空文庫
その留守の間、彼は糊臭い仕事場で、法帖作りをやっているのだが、墨色に多少の変化こそあれ蝉翅搨といったところで、烏金搨といったところで再び生物の上には戻って来ぬ過去そのものを色にしたような非情な黒に過ぎない。
岡本かの子 食魔 青空文庫
拓本職人は石刷りを法帖に仕立てる表具師のようなこともやれば、石刷りを版木に模刻して印刷をする彫版師のような仕事もした。
岡本かの子 食魔 青空文庫
そんな事は何様でも可いが、兎に角に骨董といふことは、貴いものは周鼎漢彝玉器の類から、下つては竹木雑器に至るまでの間、書画法帖、琴剣鏡硯、陶磁の類、何でも彼でも古い物一切を云ふことになつてゐる。
幸田露伴 骨董 青空文庫
所が近頃康有爲なども評するやうに、張得天、劉石菴と云ふものは帖學の大成であると言つて居るが、詰り古來法帖に依つて字を稽古する、即ち近代の語で言へば南派の書法と云ふものは、劉石菴に至つては殆んど大成したのであつて、それより外に一頭地を出すべき餘地が無くなつたと言つて宜しい。
内藤湖南 北派の書論 青空文庫
「正木先生は大分漢書を集めて被入っしゃいます――法帖の好いのなども沢山持って被入っしゃる」と先生は高瀬に言った。
島崎藤村 岩石の間 青空文庫
作例 · 標準
書道教室に通い始めた娘に、王羲之の字が載った美しい法帖を買い与えた。
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彼はボロボロになるまで法帖をめくり、ひたすら古典の臨書に励んでいた。
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博物館の展示室には、唐の時代に作られた貴重な法帖がガラスケースに収められている。
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ウィキペディア

法帖(ほうじょう)とは、書道において紙に筆と墨で書かれた書蹟のうち、保存・鑑賞・学書用に供するために仕立てられたもののこと。ほとんどの場合中国の書蹟に用いられる語である。

出典: 法帖 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0