言い逃れ
いいのがれ
名詞頻度ランク #36205 · 青空 9 例
標準
evasion
文例 · 用例
」 「冗談言っちゃいけねえ清水の御貸元、それァ何かの間違いだ、俺ァ人殺しなンぞした事がねえ」 「何を言やがるんだ、言い逃れは聞かねえ、立派に証人があるんだ、小五郎ッ覚悟を決めて仕度しろッ」 小五郎、突然斬って来る。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
「女に会いに行くんだ」 と、鶴雄が君勇に言ったのは、君勇をまくための咄嗟の言い逃れだったが、しかしまるっきり嘘でもなかった。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
柳吉は「もうちょっと待ちイな」と言い逃れめいた。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
けれどあの北尾言い逃れ光司との猫またぎの一戦で、ビガロはそこまでプロモーターの意向にべたべたに合わせてしまう本当に気のいいオッサンであることを満天下にさらし、東京ドームの巨大ドツボにはまってプロレスラーとしての命を絶った。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
ただパウルーシャ・チチコフだけは、自分も貧しいのだからと言い逃れて、なんでも五カペーカ銀貨を一枚だけ出したきりであった。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
決して酒の上の暴言と言い逃れることはできない。
— 外村繁 『日を愛しむ』 青空文庫
……角太郎が、じぶんに濡衣を着せるつもりで、こんなことを仕組んだのだ、とうまく言い逃れるために、逆の逆を行ったわけなんでございます」「執念いの……じぶんの濡衣どころじゃねえ、はじめっから、角太郎を突き落すつもりでやったことなんだ。
— 三人目 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
貞時の父は筒井を呼び改めて家族の一人として迎えたいといい、もう、精神的にも、情の深さからも、不倖な一家の事情からも、筒井は言い逃れはできないようになっていた。
— 室生犀星 『津の国人』 青空文庫
作例 · 標準
政治家が汚職について記者団の質問に対し、終始あいまいな言い逃れを繰り返した。
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彼は自分のミスを指摘されても、「それは私の担当ではありません」と巧みに言い逃れをした。
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期限に間に合わなかった言い訳は、結局のところ単なる言い逃れに過ぎなかった。
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子供が宿題を忘れた言い逃れをするのは、親にとっては日常の光景だ。
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