正座
しょうざ
名詞頻度ランク #25495 · 青空 149 例
標準
seat of honor
文例 · 用例
見ると、玄関の式台には紋服を着た小坂吉之助氏が、扇子を膝に立てて厳然と正座していた。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
卑近な事を言へば、きちんと書齋の机に向つて正座しなければ書けぬ人もあるし、疊や寢床の上に腹這ひになつても書ける人もあるし、時には混み合つた動搖する汽車の中などで平然と筆を動かす事の出來る人もあるといふ風だ。
— 南部修太郎 『氣質と文章』 青空文庫
先生はいつも黒い羽織を着て端然として正座していたように思う。
— 寺田寅彦 『夏目漱石先生の追憶』 青空文庫
しかし自宅にいて黒い羽織を着て寒そうに正座している先生はなんとなく水戸浪士とでもいったようなクラシカルな感じのするところもあった。
— 寺田寅彦 『夏目漱石先生の追憶』 青空文庫
かれは未だ二十二歳の筈であるが、その、本郷の下宿屋の一室に於いて、端然と正座し、囲碁の独り稽古にふけっている有様を望見するに、どこやら雲中白鶴の趣さえ感ぜられる。
— 太宰治 『令嬢アユ』 青空文庫
風呂へはいって鬚を剃り、それから私は、部屋の炉の前に端然と正座した。
— 太宰治 『佐渡』 青空文庫
宗右衛門は正座に据つて自分のこの土地に於ける勢力を象徴するものゝやうに、本堂もひしめくばかり集つた大勢の会葬者の群を見廻した。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
けれども男子は一度言ひ出したからには、のつぴきならず、翌る朝さつそく庭の隅に一坪ほどの掛小屋を作つて、そこに引きこもり、寒さに震へながら正座してゐた。
— 太宰治 『清貧譚』 青空文庫
作例 · 標準
お客様には、一番良い席での正座をお願いしました。
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茶道では、畳の上での正座が基本となります。
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「あぐらでも構いませんよ」と店員は言ったが、彼は丁寧な正座を選んだ。
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ウィキペディア
正座(正坐、せいざ)は、正しい姿勢で座ること、およびその座り方、特に膝を揃えて畳んだ座法(屈膝座法)である。部屋では履物を脱ぎ、畳に座る日本人の伝統的な生活文化の一形態である。
出典: 正座 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0