四十九日
しじゅうくにち
名詞
標準
forty-ninth day after a person's death
文例 · 用例
六 十月の二十四日は力三の四十九日に当つて居た。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
わたくしのこころは、葬儀以後、三十五日、四十九日、百ヶ日と過ぐるにつれ、薄らぐともなく歎きは薄らいで行った。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
寂心は長保四年の十月に眠るが如く此世を去ったが、其の四十九日に当って、道長が布施を為し、其|諷誦文を大江匡衡が作っている。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
「あれの死んだのは、何時であったかな」と、九兵衛は考えて、「十一日か、……それで、そうすると、明日は四十九日じゃな」と、またすこし考えて、「よし明日は勘右衛門に頼んで我家から三十目足して、六十目にして、通西軒と瑞光寺とに三十目ずつ収めて、供養をしてやろう」 蠅はもう見えなくなっていた。
— 田中貢太郎 『蠅供養』 青空文庫
父親の四十九日が済んで間もなく、紋附きを着た男が不意に来て、義枝の縁談であった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
「生きてる者に、なんで卒塔婆をたてる、伊右衛門が死んでから、今日でたしか四十九日」 お弓は無念でたまらないようにした。
— 田中貢太郎 『南北の東海道四谷怪談』 青空文庫
七 父竜池の後を継いで二世藤次郎となった子之助は、継母三村氏すみその他の親族、最故参の金兵衛以下大勢の手代の手前があるので、暫くは謹慎を守っていたが、四十九日の配物が済んだ頃から遊所に通いはじめ、漸く馴れては傍人の思わくをも顧みぬようになった。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
四月廿二日は四十九日に相当するので、寺ではその法会を営んだ。
— 岡本綺堂 『鯉』 青空文庫
作例 · 標準
故人の四十九日の法要を営むため、親戚一同が久しぶりに本家に集まった。
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四十九日は忌明けの節目とされ、遺族にとっては悲しみに区切りをつける大切な行事だ。
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納骨の準備を整えながら、四十九日が過ぎるのを待つ日々はどこか落ち着かなかった。
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