専横
せんおう
名詞形容動詞
標準
arbitrariness
文例 · 用例
事情を聞けば、草津行の乗合馬車には赤馬車と称する会社があって、頗ぶる専横を極めている。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
たとえば我が王朝の歌人|在原業平は、日本無比な情熱的な恋愛詩人で、かつ藤原氏の専横に鬱憤しつつ、常に燃ゆる反感を抱いていた志士であり、あたかも独逸の詩人ハイネに比すべき人であったが、彼の和歌はそれ程でなく、人麿や西行に比し、二流であることを免かれない。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
下々の口さがない人たちは、やれ尼御台が専横の、執権相模守義時が陰険のと騒ぎ立ててゐた事もあつたやうでございますが、私たちの見たところでは、尼御台さまも相州さまも、それこそ竹を割つたやうなさつぱりした御気性のお方でした。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
放縦に大胆に、不羈、専横に、心のままにして差支えない。
— 泉鏡花 『海神別荘』 青空文庫
残年の短かさを覚悟させられた荘公は、晋国の圧迫と太子の専横とに対して確乎たる処置を講ずる代りに、暗い予言の実現する前に少しでも多くの快楽を貪ろうと只管にあせるばかりである。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
が、既に、公議政治の何物であるかを知つた国民が、藩閥政府の専横を見るにつけ、国民参政の要求をなすのは、当然であつた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
数年したところで、朝廷の官吏の中に窃に曾の専横を非議する者があるようであったが、しかし、それぞれ自分のことを考えて口に出すものはなかった。
— 田中貢太郎 『続黄梁』 青空文庫
右大臣との仲は初めからよくなかった上に、左大臣は前代にいくぶん専横的にも政治を切り盛りしたのであったから、当帝の外戚として右大臣が得意になっているのに対しては喜ばないのは道理である。
— 榊 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
独裁者の専横な政治は、民衆の反発を招いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彼の専横な態度は、チームの士気を著しく低下させた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
専横は許されない。法の下の平等が守られるべきだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite