横暴
おうぼう
形容動詞名詞頻度ランク #21196 · 青空 361 例
標準
violence
文例 · 用例
例えば美術や音楽の方面においていわゆる官学派の民間派に対する圧迫といったようなことについて、具体的の実例をあげていわゆる官僚的元老の横暴を語るのであったが、それがただ冷静な客観的の噂話でなくて、かなり興奮した主観的な憤懣を流出させるのであった。
— 寺田寅彦 『子規の追憶』 青空文庫
ガヤガヤ、ワイワイ口々に、T「横暴だ!
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
」「何のために、横暴にも、こんなものを作りつけたんだ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
彼の田舎|老爺もこの事を知らなかったため横暴なる赤馬車に虐められているのであるが、いかに山の中とはいえ、かくのごとき不親切極まる営業振りは聞捨てにならぬ。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
木炭を持つてきてくれないのにフンガイする、油虫の横暴にもフンガイする、フンガイしたところでどうにもならないけれど。
— 山口 『行乞記』 青空文庫
けれども、それから後の、あなたの勇作さんに対する、恩着せがましい横暴な仕うちは、イクラ恨んでも恨み切れません。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
鼈四郎の世間に対する不如意の気持から来る八つ当りは、横暴ないい付けとなって手近かのものへ落ち下る。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
昨日自分が張り渡した窓の装飾の綾模様を透して向う側の妾町の忍んだような、さゝやかな装飾と青い空の色と三色旗の鮮やかな色とが二つの窓から強い朝日に押し込まれて来たように、新吉の眼を痛いほど横暴に刺戟する。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫