詩巻
しかん
名詞
標準
collection of poems
文例 · 用例
我幼にして嘗て初めて彼が詩巻を友に借り、深夜孤燈の下、去吟来興にたへずして、案を打つて高唱したりし時の事、今|猶胸に刻まれて記憶に新たなるを覚ゆ。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
わたくしは詩巻を掩うて勤向覚書を繙く。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
是は此遊に遅るること三年、癸酉の春、凹巷が河崎敬軒、佐藤子文及霞亭と偕に芳野に遊んだ時の詩巻である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
茶山は死に先つて「読旧詩巻」の五古を賦した。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
今、このアトリエの壁に黄山谷の「伏波神祠詩巻」の冒頭の三句だけの写真がかかげられている。
— 高村光太郎 『黄山谷について』 青空文庫
彼の元祐年代頃の書と思いくらべると、この「詩巻」の意味がよくわかる。
— 高村光太郎 『黄山谷について』 青空文庫
尤もむかし王定国という人が彼の書を巧みでないといったそうで、黄山谷自身も、この詩巻を書いた時は背中にできものができていて、手が思うように動かないので字に成らなかったといったそうであるが、これはどうだか。
— 高村光太郎 『黄山谷について』 青空文庫
殊にこの詩巻の自跋の数行はのびのびとしていて力強く、「水漲一丈、堤上泥深一尺」あたりの快さは無類である。
— 高村光太郎 『黄山谷について』 青空文庫
作例 · 標準
旅先で綴った作品をまとめ、一冊の美しい詩巻として出版した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼女は古い詩巻を紐解き、いにしえの詩人の感性に触れた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
友人と競うようにして、自作の詩を記した詩巻を見せ合った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview