小買い
こがい
名詞動詞-サ変
標準
buying in small quantity
文例 · 用例
半七はその日から山谷の蕎麦屋を足溜りにして、油断なく小左衛門の出入りを窺っていたが、彼は近所の銭湯へ行くか、小買い物に出るほかには、何処へ出かけることも無かった。
— 大阪屋花鳥 『半七捕物帳』 青空文庫
割の高いのを承知で、店々から小買いする筈はねえ。
— 雪達磨 『半七捕物帳』 青空文庫
懐中に残り少しとは言え、しょうばいするのに、貧乏徳利で小買いをなし、ひそかに徳利に移して、あきないをしたのでは威勢が悪い。
— 佐藤垢石 『烏惠壽毛』 青空文庫
それでこの女が毎夜ああして小買いに来たわけだが、あまり酒の味が好いので、竜神さまこのところすっかり嬉しがってしまい、近いうちに自身陸へ上って和泉屋を訪れ、いまだ人界に知られていない家業繁昌の秘法を親しく主人に伝授したい希望を側近の者に洩らしているとのこと。
— 海へ帰る女 『早耳三次捕物聞書』 青空文庫
源右衛門の隣りの家の女の児が、風呂敷包みを下げてお米を少し小買いに来たのだったが、その時、女の児が米代としておいて行ったのがこの小判だった。
— 浮世芝居女看板 『早耳三次捕物聞書』 青空文庫
それをお前、こちとらのような貧乏人となると小買いだから、グッと割が高くつくんだぜ、ことにこれから拙者共が出向いて行こうという京阪地方なんぞと来ては、物価が目玉の飛び出すほど高くなっているという知らせを聞いているから、拙者も実は青くなっているところなんだよ。
— 新月の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
お米の小買いをして来て、木賃で炊いて食べさせたり、畑で野菜を無心したり、漁場で魚を拾ったりなどして、奥様のお膳に供えることもありました。
— 恐山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
どこがいいのかよくは分らない。
— 寺田寅彦 『二科会展覧会雑感』 青空文庫
作例 · 標準
独身生活では野菜も小買いにする方が、無駄にならなくていい。
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鮮度を保つために、一度にたくさん買わずに小買いを繰り返す。
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市場の喧騒の中で、主婦たちが熱心に小買いの相談をしている。
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